佐藤 和弘

Jun 12, 20192 min

きいれ浜田クリニックDay8で講演

VUCA→PEST→変化に適応する組織=あるべき姿と現状のギャップを埋め続ける組織という流れから、組織変革の文脈でノンテクの復習レクチャー。次に、各部署の問題設定型の問題解決の結果共有とフィードバック。

そしてメインセッションは、トップが、来年の春に建設予定のクリニック新館のビジュアルと、喜入地域のなかでクリニックがどのような存在でありたいのか、そのコンセプトへの熱い想いを語った。

ノンテクによる組織変革を推し進めている医療機関や介護施設がこぞって進め始めている「ビジョンの映像化」。そのなかで、ビジョンの延長線上にあり、今後何十年とその象徴となる新館建設は、ビジョンの映像化なんてレベルではない、ビジョンの具現化である。組織変革において、スタッフの方々が日々過ごす仕事環境が変わるというのは、極めて重要なメッセージになる。このチャンスを逃しては、次はないかもしれない。

だが、一般的に陥りがちな罠は、施設(ハード)の変革に前倒しした組織(ソフト)変革を怠ってしまうこと。組織文化は長年かけなければ変わらないのに。それに対して、こちらは2年前から組織変革のためのノンテクを組織学習している。このことがどれだけ重要な意味を持つのか、ノンテクを学んでいる組織の変革リーダーにはわかるだろう。

新館という建物の【あるべき姿】は、現状は画像レベルでできている。大事なことはここからで、ではそれに向けて組織の【あるべき姿】はなんなのか。それを部署ごとに描いてもらった。

研修後は、もちろん変革リーダーの方々との延長戦。これだけの人数の変革リーダーに恵まれる法人はなかなかない。他の法人もきっと羨ましいと感じるだろう。

一夜明け、定宿から見ると桜島の噴火が見れました。