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佐藤 和弘
Aug 31, 2024
人間における自己教師あり学習(自分から学ぶ)
昨今のAIの基盤となっているニューラルネットワークは人間の脳の神経回路を模したものですが、一方で、AIを理解するということは人間(の脳)を理解することにつながるという学びの相互作用的な関係にあると言えます。 そのうえで、大規模言語モデルにおいて「トランスフォーマー」とともに...
佐藤 和弘
Aug 30, 2024
効率系と創造系の2種類の生成AIの活用の観点
生成AIの使い道は、大きく「効率系」と「創造系」の2種類に分けることができます。 前者は、例えば文書の自動作成や文章の要約など、10の労力を自動化によって5に減らすといったイメージで、「分母」の議論と言えます。世の中の生成AIにおける議論は、多くが効率系の議論ではないかと思...
佐藤 和弘
Jul 27, 2024
カネカ労働組合高砂支部で講演しました
先日は、カネカ労働組合高砂支部で講演しました。 医療の立場で他の産業・業界の方々にノンテクニカルスキル教育を提供しているのには、ある目論見があります。それは、「逆輸入」です。 医療発のノンテクニカルスキルを通じてさまざまな産業・業界現場で小さな成功を量産していただき、その成...
佐藤 和弘
Jul 13, 2024
群馬県病院局のノンテクニカルスキル新人編で講演しました
先日は、群馬県病院局(心臓血管センター、がんセンター、精神医療センター、小児医療センターの県立4病院)のノンテクニカルスキル新人編での講演のため、群馬県庁へ。 メインセッションは、問題解決プランの作成と学び合い。 「本当の答えは現場にしかない」...
佐藤 和弘
Jul 1, 2024
ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル38
「生成AIの本質的価値と情理」 現場の問題解決において、生成AIを用いる本質的な価値は、人間のように自然な会話ができることでも、膨大な知識を基に論理的な文章を瞬時に生成できることでもなく、何か困った事態になったら「生成AIのせいにできる」ことにあると考えることができる。ある...


佐藤 和弘
Mar 1, 2024
病院安全教育2・3月号Web連載「ストーリーで学ぶ 医療安全管理者のためのノンテク導入塾」33日目
病院安全教育2・3月号Web連載「ストーリーで学ぶ 医療安全管理者のためのノンテク導入塾」33日目の授業のテーマは「生成AIと考える、『現状』に関する情報を映像レベルで具体的に表現する方法」。 生成AIに関わらず、新たな物事を組織に取り入れる際には、「スタッフの負担を減らす...

佐藤 和弘
Feb 21, 2024
生成AIによって能力をジャンプする
この予測はつまり、2040年までに不足することが見込まれる96万人分の現場スタッフの能力を補うための問題解決を、これから行っていかなければならないことを意味しています。これはもう、 「もはや、人力だけでどうにかできる状況ではない」...
佐藤 和弘
Feb 20, 2024
実務家の観点では「どちらの自動車(生成AI)が速いか?」より「どこにたどり着けるのか?」
生成AIの進化は目まぐるしく、毎日のように新しい生成AIが世の中に登場します。「スケール則」という考え方があるように、生成AIの開発はパワーゲームの世界で、かつてプラットフォーマーとして台頭した超巨大テック企業が、生成AI時代という新たな時代になっても、凋落するどころかさら...


佐藤 和弘
Feb 15, 2024
病院安全教育12・1月号Web連載「ストーリーで学ぶ 医療安全管理者のためのノンテク導入塾」32日目の授業
病院安全教育12・1月号Web連載「ストーリーで学ぶ 医療安全管理者のためのノンテク導入塾」32日目の授業は「『現状』に関する考え方について生成AIと考える」。 生成AIが生成(出力)する「あるべき姿」「問題」「原因」「対策」に関する情報は、人間側が入力する「目的」と「現状...


佐藤 和弘
Nov 22, 2023
病院安全教育10・11月号Web連載「ストーリーで学ぶ 医療安全管理者のためのノンテク導入塾」31日目
病院安全教育10・11月号Web連載「ストーリーで学ぶ 医療安全管理者のためのノンテク導入塾」31日目の授業のテーマは「人間側から生成AIにフィードバックすることの重要性」。 僕が生成AIと会話する際の基本姿勢としている「一度で最適な答えを得るのではなく、会話を繰り返しなが...
佐藤 和弘
Nov 21, 2023
群馬県病院局(群馬県立4病院)職員研修【ノンテクニカルスキル管理職編】で講演しました
基礎編に引き続き、先日は群馬県病院局(群馬県立4病院)職員研修【ノンテクニカルスキル管理職編】の分散ハイブリッド型オンライン研修で講演しました。 リーダーシップとマネジメントの違いはいろいろな表現で語ることができると思いますが、僕は前者が「働きかけ」であるのに対して、後者は...
佐藤 和弘
Oct 22, 2023
新たな話題を追いかけるよりも、既存の生成AIの使い倒し方を考える
毎日のように生成AIに関する新たな話題が出てきますが、医療現場への導入という観点では、そのような新たな話題を追いかけるよりも、既存の生成AIをどのように活用していくか、現場の半径5メートルの中での具体的な実践方法について議論していくほうが良いと考えています。言い換えると、「...
佐藤 和弘
Sep 3, 2023
情理的な痛みを伴う業務を生成AIに担ってもらう
言語生成AIは、一時的なブームで終わるのではなく、インターネットと同様に、社会的な基盤になっていくと予想しています。 それは、端的に言えば、他でもない「言語」を扱うものだからです。 生成AIは、近い将来一時的なブーム感が社会に広まっていくとは思います。ただ、すでに現状の生成...
佐藤 和弘
Aug 28, 2023
ノンテクニカルスキル×生成AI Day26〜問題解決プランを実行した成功事例と失敗事例の両方から教訓を引き出す〜
ChatGPTは問題解決プランの作成だけでなく、実行した結果を振り返り教訓を引き出す際にも生かせることがわかります。 成功事例と失敗事例の両方から、その後の問題解決プランの作成に生かせる教訓を引き出すことが重要ですが、ここで注目すべきは、ChatGPTの生成した文章を読むと...
佐藤 和弘
Aug 26, 2023
生成AIの理解は、中身よりも使い方
おそらく生成AIは「作る側」よりも「使う側」にあたる人のほうが圧倒的に多いはずで、現場医療者もまた、基本は後者にあたるという認識になるでしょう。 この投稿の文章を書いているスマホも、たとえ詳しい中身(構造)を知らなくても、使い方を知っていればメッセージを届けることができるよ...
佐藤 和弘
Aug 23, 2023
ゼロ→イチを生成AIに任せる
人間だけでなく、生成AIがノンテクニカルスキルを発揮できる時代になった今、組織全体として、生成AIを「スタッフの能力(頭脳)を拡張する道具(手段)」ととらえ、医療現場の人材育成においても土台として組み込んでいく姿勢が求められます。これは、人材育成の一部に取り入れるのではなく...
佐藤 和弘
Jun 7, 2023
ノンテクニカルスキル×生成AI Day26〜ChatGPTに生成物を自己修正してもらうことは可能か?〜
自己評価や自己修正は現在のところできないとのことですが、一度出力した生成物に対して「反論」してもらうようにプロンプトを入力すると、健全な批判をしてくれます。 ChatGPTは「超優秀な素人」。それを医療現場でノンテクニカルスキルを発揮する専門家に変えるのは、人間側が入力する...
佐藤 和弘
Jun 2, 2023
ノンテクニカルスキル×生成AI Day25〜個人情報や機密情報を含めずに「現状」に関する情報を整理し入力するためのアイデア〜
ChatGPTなど生成AIを実際に医療現場で活用する際に避けては通れない「個人情報」「機密情報」の問題に踏み込んでみました。 僕の言う「情報のフィクション化」と、ChatGPTの言う「情報の抽象化」「シナリオの生成」は、基本的には同様のアイデアですね。...
佐藤 和弘
May 30, 2023
ノンテクニカルスキル×生成AI Day24〜問題解決プランの完成度を高める2種類の方法〜
選択肢は「力」ですので、2種類の方法があるということ自体は有意義だと思いますが、どちらがよいのかを一概に判断できないことが悩ましいですね。 これも例に漏れず、「時と場合(と人)による」と言ってしまえばそれまでです。ただ、当事者含め現場スタッフに問題解決プラン(計画)を作成す...
佐藤 和弘
May 29, 2023
ノンテクニカルスキル×生成AI Day23〜実務の観点における、「現状」に関する情報の音声入力〜
先日、ChatGPTのiOSのアプリ版の公開に合わせて音声入力が可能になったことから、当事者が管理者に報告している実務の場面で、その会話自体を音声入力するということに関して、ChatGPTと議論しました。 今回(Day23)の会話 *********************...
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