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  • Writer's picture佐藤 和弘

それは、個人の「行動」ではなく組織全体の「活動」になっているか?

「群盲像を評す」

「合成の誤謬」

「部分最適」


医療現場では基本的に組織単位で業務が行われている以上、現場を変えるためには組織を変えることが必然的に求められます。


もちろん、組織とはスタッフ一人ひとりの集合体なのですが、だからといってスタッフ一人ひとりに個別に行動を変えることを求めても、


「個人的にはそうしたいんですが、それができないから困ってるんですよ」


といったように、自分の想い(本音)とは裏腹な行動を本人がとらざるを得ないという現実を突きつけられるだけかもしれません。組織とは、スタッフ一人ひとりの集合体という側面がありながら、目に見えない手も触れられない空気という強大な力を持った一つの生物とも思える側面もあるからです。


だからこそ大事なことは、スタッフ一人ひとりに注目する一方で(あるいはその前に)、組織という一つの生物にも注目することです。


そして、そのために重要だと考えているのが、「行動」ではなく「活動」にしていくことです。これは、ある取り組みを、特定のスタッフの個々の行動ととらえるのではなく、組織全体の活動ととらえるといったことを意味します。


すると、ある取り組みを行った際、


「たしかにAさんの行動にはつながったけれど、組織全体の活動にはつながってないかもしれない」


といったように、冒頭に挙げたような事態に陥っていることに意図的に気づきやすくなるのではないでしょうか。


組織を動かすには、共通言語づくりが一丁目一番地。その共通言語は、非日常の場面で特別に使う言葉ではなく、日常の場面で自然に使う言葉ととらえることができます。だからこそ、


「それって、(組織全体の)活動になってる((個人の)行動で止まってない)?」


といった問いが自然に飛び交う組織が、一つのあるべき姿と言えます。

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