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  • Writer's picture佐藤 和弘

ノンテクニカルスキル×生成AI Day9〜ChatGPTに追加情報を優先順位をつけて提案してもらう〜

ChatGPTによる問題解決プランの自動化の(1つの)肝は、人間側がどのような「目的」と「現状」を情報として入力するかにあると言えます。そのうえで、比較的に表現の抽象度の高い「目的」に比べて、「現状」は医療現場という現実世界により近づけるために、映像レベルの具体性が求められます。


ただ、これは人間側が一発で具体的な情報を入力するというよりも、時にAIとの会話の往復運動を通じて必要な追加情報のアドバイスをもらいながら、「現状」の情報の具体化を共創していくものなのかもしれません。


この観点からも、ChatGPTによる、優先順位がつけられていない前回の提案と、優先順位がつけられた今回の提案を見比べてみてください。後者の方が、 ChatGPTの追加情報の意味合いをより理解しやすいのではないでしょうか。


前回(Day8)の会話(ChatGPTによる追加情報の提案の部分) ****************************** 【ChatGPT】ご提供いただいた「現状」に関して、より正確な問題解決プランを作成するために追加情報が必要な点は以下のようになります。


1. 物品Bと物品Cの違いやそれぞれの使用目的についての情報が不足しています。物品Bと物品Cの性質や使用法に関する具体的な情報があると、なぜ物品Bが必要で物品Cでは不適切だったのかを理解しやすくなります。 2. 治療の内容や患者Aさんの症状に関する情報が不足しています。治療の種類や目的、また患者Aさんがどのような症状で治療を受けているのかを知ることで、問題の深刻さや影響範囲を正確に把握できます。 3. 申し送りや物品の準備に関するルーチンやプロトコルがどのようになっているのかについての情報が不足しています。通常どのように申し送りが行われ、物品の準備やダブルチェックがどのように実施されているのかを理解することで、問題が起こった背景をより明確に把握できます。 4. 今回の事態が発覚した後の対応や、関係者からのフィードバックに関する情報が不足しています。事態が発覚した際のスタッフの反応や、後のミーティングでの意見交換などを知ることで、組織内での認識や問題解決に向けた意識の高さを評価できます。


これらの情報を追加で提供いただくことで、問題解決プランの質を向上させることができます。具体的な情報があることで、問題の本質や関連する要因を正確に理解し、効果的な対策を提案することが可能になります。


今回(Day9)の会話 ******************** 【佐藤】もし、あなたから求められた追加情報が複数あった場合、それぞれの項目を端的に表すタイトルに加え、それらの追加情報の優先順位とその理由がわかれば、それぞれの追加情報の意味合いを当事者がより理解しやすいのではないかと思います。

では、先ほどご提案いただいた4点の追加情報それぞれにタイトルをつけてみてください。また、それらの追加情報を優先順位の高い順に並べ替え、どのような基準でそのように優先順位をつけたのかも教えてください。

【ChatGPT】それぞれの追加情報にタイトルをつけ、優先順位を付けてみました。優先順位は、問題解決プランの策定において、どれだけその情報が重要か、また問題の本質を理解する上での影響度に基づいて決定しました。


1. 優先順位1: 治療内容と患者Aさんの症状(治療の目的や患者の状況の理解) 理由:治療内容や患者の症状に関する情報は、問題の深刻さや影響範囲を把握し、適切な問題解決プランを策定するために重要です。 2. 優先順位2: 物品Bと物品Cの違いと使用目的(正しい治療の実施に必要な情報) 理由:物品Bと物品Cの性質や使用法に関する情報は、なぜ物品Bが必要で物品Cでは不適切だったのかを理解し、同様の問題が再発しないよう対策を立てるために重要です。 3. 優先順位3: 申し送りと物品準備のルーチンやプロトコル(組織の運用方法の理解) 理由:申し送りや物品準備に関するルーチンやプロトコルを把握することで、問題が起こった背景を明確に理解し、運用方法の改善策を提案するために重要です。 4. 優先順位4: 事態発覚後の対応と関係者のフィードバック(組織の認識や意識の高さの評価) 理由:事態発覚後の対応や関係者のフィードバックは、組織内での認識や問題解決に向けた意識の高さを評価し、組織文化やコミュニケーションの改善策を提案するために重要ですが、他の情報に比べて直接的な問題解決には影響が少ないため、優先順位は最も低いです。

これらの優先順位に基づいて追加情報を提供いただくことで、問題解決プランの質を向上させることができます。

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