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  • Writer's picture佐藤 和弘

ノンテク for Kidsは「授業化」しない

ノンテク for Kidsの学びを構想するうえで大事にしていることは、「授業化」しないということです。


ノンテク for Kidsの学びの場は大きく2つあります。日常生活というリアルの場と、ゲームというバーチャルの場です。


日常生活が学びの場であるのは、学び(勉強)という手段の目的が、日常生活(社会)で何かしらの価値を提供することだからであり、目的の実現に直結するからです。


同じく、ゲームが学びの場であるのは、日常生活というリアルの場では体験できないことを擬似体験できること、そして、何度でも失敗できるからです。


ただ、そのような日常生活やゲームという学びの場において「授業」をしてしまうと、2つのことが起こることが予想されます。1つは、勉強=嫌なこと、面倒くさいこと、やりたくないこと、といったように、僕らが従来からイメージしがちな「勉強」という言葉に対するネガティブな印象を持ちやすいこと。もう1つは、授業という「手段を目的化した空間」をつくることによって、本来の目的を実現する体験から遠ざかってしまうことです。


なので、「じゃあ、これから10分、ノンテクの勉強を教えるね」といったように授業をするのではなく、日常生活という学びの場においては、衣食住を含むさまざまな生活体験のなかで自然にノンテクを学び、ゲームという学びの場においても、そのゲームの本来のストーリーや遊び方のなかで自然にノンテクを学ぶということには、これからもこだわっていきたいと考えています。

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