「それはそれ、これはこれ力」
真面目な良きリーダーほど、過去の自分の意見と今の自分の意見は一貫していないとスタッフに対して説得力がないと考え、その結果、朝令暮改できなくなってしまいかねない。もちろん、自身の思考と行動の軸(拠り所)となる「目的」を押さえ続けておくことは大切だが、その目的を実現するための手段は時代によって変わるのは自然であり、むしろ変わらないほうが不自然である。だからこそリーダーに求められるのが、「◯◯さんはあの時こう言ってたじゃないですか!?」と意見の一貫性に対してスタッフから指摘された時に、「それはそれ、これはこれ」と言い切れる力。スタッフを(組織変革の長旅の)迷子にしてしまわないようにすることのほうが、自分の過去の意見と今の意見の一貫性よりも大切。
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