先日は、大阪府で開催された全国化学労働組合総連合(化学総連)第16回安全担当者会議で講演しました。
タイトルは「産業・業界横断的に求められるノンテクニカルスキル」。医療の立場から、化学産業にも役立つであろうノンテクニカルスキルについてお伝えしました。
注目したいのが、まさにタイトルにある「産業・業界横断的」という部分。実際、普段から医療に従事する方々を対象にお伝えしているスライドの内容から変更したのは、「医療者に必要なスキル」という表現の文言を含め、細かい部分約2箇所だけだったと思います。
これはつまり、ほとんど全部と言っていいほど、医療業界と化学産業で同様の内容を学ぶことができるということを意味します。あらためて、ノンテクニカルスキルの汎用性の高さを実感できます。
このように、医療の立場から他の産業・業界へノンテクニカルスキルを広める僕の願いは、「逆輸入」です。これは、医療業界発のノンテクニカルスキルが他の産業・業界で活用され、その成果が伝わることで良い刺激となり、医療業界でさらにノンテクニカルスキルが発展するといったことを意味します。
もちろん、他の産業・業界発のノンテクニカルスキルを医療業界が活用することができれば、ノンテクニカルスキルにおいて、組織学習ならぬ産業・業界学習がさらに進みますね。
そのためにも、今後も医療の立場から他の産業・業界にノンテクニカルスキルを広めていけたらと思います。
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