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国立病院機構中国四国グループ内看護師長新任研修会で講演

  • Writer: 佐藤 和弘
    佐藤 和弘
  • Jul 3, 2019
  • 2 min read

Updated: Jul 11, 2019


こちらは、今年で4年目。それぞれの巨大組織をマネジメントする立場にあるミドルリーダーの看護師長クラスの方々には、レシピ(2W1H)と隠し味(ビッグワード)は当然ながら、ファシリテーション型リーダーシップの実践技術である「包丁の使い方(論点思考)」は、本来は必要不可欠。なので、数多あるノンテクの中で最も重要な「美味しい料理の三点セット」の基本を学習と練習。


その上でメインは、それぞれの組織の【現状】と【あるべき姿】を概念から映像レベルへ、1人ひとり変換作業。そして、その後のグループ共有では、概念を具体的な概念で説明してしまう罠から抜け出すために、それぞれのグループを回りながら、「というのは、具体的にどういう場面ですか?実際にやってみてもらっていいですか?」を連呼。そこはさすがは百戦錬磨の巨大組織のミドルリーダーだけあって、みるみる極めて臨場感のあるリアルな映像レベルでの表現に変わっていった。


医療現場の問題解決において、患者さんはスタッフ1人ひとりの顔が見えない問題解決はリアルではない。だから、世間でよくありがちな「それって一体誰の話をしてるんですか?」といった「誰の話系問題解決」では、医療現場では通用しない。


後半は、人を動かすマネジメントの全体像(表の森)と組織を動かすマネジメント(裏の森)の基本をレクチャー。


「人を動かすマネジメントは引き算の美学ですので、まずはスタッフの邪魔をしていることを取り除いていくだけでいいです。そして、このような光を浴びる表の森の話は大したことはありません。大事なことは、暗い樹海の裏の森の話です」


「よく組織はリーダーの器以上に大きくならないということが言われます。ただ、ここまでしか言わないんですね。大事なことは、そのリーダーもまた、組織の空気に支配されるということ。明日からのジレンマは、皆さん自身がムラの空気に支配されるということです」


「社会を変えるのはバカ者、ワカ者、そしてヨソ者と言いますよね。ムラの住民ではないヨソ者との二人三脚でなければ、本当に組織変革を行うことはできません」

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