• 佐藤 和弘

引き返し不能地点(point of no return)を理解する

未来へつながる現在は、当然ながら過去からつながっている。特に、ある【現状】(現在の状況や背景)を正しく把握しようとする場合、どこに「引き返し不能地点(point of no return)」があったかを理解することは、教訓を引き出すうえで極めて重要である。


太平洋戦争に至る道にも、「満洲事変」「国際連盟脱退」「日独伊三国同盟」「南部仏印進駐」などとともに、やはり「二・二六事件」がその引き返し不能地点として挙げられる。いくつもの引き返し不能地点があり、その時々の意思決定を経た結果、【現状】があるのであって、【現状】に浮かび上がっている表面的な現象だけをいくら眺めていても、それを正しく把握したとは言えない。


これは、あらためて組織変革における問題解決の六大大陸がいかに広大な世界なのかを教えてくれる。

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