top of page
  • Writer's picture佐藤 和弘

意思決定者に関する「配置」のマネジメントがいかに重要か

意思決定者に関する「配置」のマネジメントがいかに重要かを物語っている。 意思決定者の椅子は、長年「頑張った人」や皆にとって「善い人」のためのご褒美でもなければ、組織が困った時にその席に座る者に「丸投げする」ためのものでもない。限られた椅子に座る者の配置を間違えれば、結果的に組織を崩壊させてしまうことにもなりかねない。 あらためて。経営はトップダウンの戦略とボトムアップの実行の掛け算。難しさは戦略2割、実行8割。だからノンテクニカルスキルが大事だと言い続けている。だが、やはり重要性は戦略8割、実行2割。間違った戦略を正しく実行しても、間違った結果になる。 正しい戦略に基づき意思決定ができる者を、組織の中で最も貴重な限られた椅子に座ってもらう。医療現場において、その重要性は患者さんに近いスタッフほど、肌身で実感できるだろう。 だからこそ、次世代リーダーの育成を考えるうえでは、次の問いに答えなければならない。 「なぜ、そのような本当に優秀なスタッフが指導者になれなかったのか?」 ********************* 開戦に至る経緯の中で明らかにわかることは、愚鈍な、そして政治・軍事指導者たちが、この時代にもっともっと優秀なスタッフはいっぱいいたのに、この時の時代の最高のメンタリティの持ち主でない人が指導者にあたったという不幸がここに出てるということなんですね。

https://youtu.be/CLePIU6xkOg

Recent Posts

See All

問題解決の六大大陸(世界地図)については以前の会話で詳しく説明したのですが、6つの論点自体をとらえ間違えていました。また、同じく以前の会話で「このように、『あるべき姿』は『目標』をふまえたものですので、問題解決の六大大陸(世界地図)においては、『目標』は『あるべき姿』と同様の論点としてとらえてくださ。」と伝えたのですが、再度説明してもらった際にも、「目的」の内容に「目標」という言葉が含まれていまし

リーダーが「あっちに行きましょう!」と旅の道筋を示した時、スタッフのフォロワーシップで大切なのは「一旦だまされたと思ってついて行ってみる」ことだと言えます。 結局、何が正しいかは実際にやってみなければわからないというのは、多くの人が納得することではないかと思います。「これはいける!」と思ったことが上手くいかなかったと思えば、「これは無理だろう・・・」と思ったことが案外上手くいったり。 もちろん、だ

立場(地位や職位、権限)によらずに誰かを動かす時、その人はリーダーでありリーダーシップを発揮していることになりますが、それ以前に、そもそも自分自身をリードしている(自分に対してリーダーシップを発揮している)と考えることもできます。このように、 「リーダーシップは自分自身に向けることから始まる」 ととらえると、自らが行動するモチベーションを維持するために「安心感の醸成」が大切になります。 そして、そ

bottom of page