最近は、一期一会を前提に、問題解決の六大大陸を紹介し、最初から問題解決シート3.0(世界地図版)で実際に議論してもらう場合もある。そこで実際に体感するのが、【目的】と【あるべき姿】の重要性である。
医療のなかで使われている様々なフレームワークを見てみるとわかるように、これらは基本的に問題発見型の問題解決を前提としているがゆえに、【あるべき姿】の視点がなかったり、もっと言えば、すべての手段(現状・あるべき姿・問題・原因・対策)を考えるために最も重要な【目的】の視点がなかったりする。
なぜ、【目的】や【あるべき姿】が明確でないのに、問題解決ができるのか。「夢と魔法の国で楽しみたい(目的)」から「ディズニーランドに行く(目的地=あるべき姿)」が決まり、ディズニーランドに行くと決めたから、旅行の計画ができる。
医療業界のなかでも市場原理に半分身を置く薬局薬剤師の方々には、特にVUCA時代にPESTの大きな変化に適応していく組織への変革が重要。その【あるべき姿】と【現状】のギャップを埋める組織には、問題解決の世界地図と組織変革の羅針盤(2:6:2の法則)が最も重要な旅行道具。その2大旅行道具の1つを愛媛の地に紹介した貴重な時間となった。
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