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抵抗派が実質的に論点を制する時間を減らす

  • Writer: 佐藤 和弘
    佐藤 和弘
  • Mar 1
  • 2 min read


一般的に、抵抗派の声は強力です。特に注目すべきは慎重派にあたるスタッフへの影響で、抵抗派の声に慎重派が萎縮し沈黙すると、多数派が抵抗派の声に同調したことになってしまいます。


このことをふまえてファシリテーターが身につけておきたい技術が、「意図的に論点を変える」ことです。


例えば、ある手技の変更の関して抵抗派が「特に今のままでも困ってないので、わざわざ変えなくてもいいんじゃないですか!?」という意見をしてきた場合、この論点は手技の変更に関する「反対意見について」ですから、ファシリテーターは「ご意見ありがとうございます。では、『逆に』賛成意見の方はいらっしゃいませんか?」といったように導けば、その場の論点を「賛成意見について」に変えることができます。


そして、この意図的に論点を変える際にポイントになるのが、「不用意に抵抗派の意見に乗っからない」ということです。というのは、先の例で言えば「ご意見ありがとうございます。では、皆さんも今の手技で困ったことはありますか?」といったように不用意に導いてしまうと、抵抗派が意見した論点に関する議論の時間が続くことになり、実質的に、抵抗派が論点を制し続けることになると言えるからです。


このように、意図的に論点を変えることによって、抵抗派が実質的に論点を制する時間を減らし、その場の空気をネガティブな方向に向かわないようにしていくことが大切になります。

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