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Writer's picture佐藤 和弘

日常会話の中でノンテク for Kidsを教えてみる

小学生(Kids)にノンテクを教えるといっても、「2W1Hとは〜」と言ったように、専門用語を使う必要はありません。例えば、テーブルに置いてあるコップを倒して中身をこぼしてしまった時に、


「なんでこぼれたと思う?」

「(コップを)近くに置いてたから」

「じゃあ、これからどうしたらいいと思う?」

「遠くに置くようにする」


お気づきのように、これは


What(問題):コップを倒して中身がこぼれた

Why(原因):近くに置いてあった

How(対策):遠くに置く


という、2W1Hに基づいた思考とコミュニケーションになっていることがわかります。


問題発見型の問題はさまざまな場面で起こるので、それに対して、「なんで?」と「どうする?」を問いかけるだけで、立派な2W1Hのトレーニングになります。


そのうえで大事なことは、日常生活の中で(日常生活に接続させて)教えることです。


というのは、いわゆる「勉強」というのは、本来、将来社会に出て価値を提供することだったり、もっと言えば、自分や大切な人が日常生活を豊かに過ごすことだったり幸せになるために行うものです。しかし、そのような目的を実現する将来が訪れるまでには長い年月がかかるため、その間に、手段であるはずの勉強自体が、目的化してしまいかねません。


だからこそ、そのような長い年月の中では、「目的を実現できる機会」を意図的につくっていくことが求められるのです。


このように考えると、まず日常生活という機会がベースとしてあって、その中でさまざま起こる問題に対して、ノンテクを活用して考えていく環境を提供することがおすすめになります。

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