top of page
  • Writer's picture佐藤 和弘

有事のリーダーシップこそ、組織の2:6:2の法則を


有事のリーダーシップこそ、組織の2:6:2の法則を。


有事では人の本性や喜怒哀楽が現れやすい。結果、様々な情理が強烈に渦巻き、合理的な意思決定を阻む。


組織の2:6:2の法則は誰のための羅針盤か。それは、リーダー自身が迷子にならないための羅針盤である。平時での迷子は軽傷で済むが、有事での迷子はスタッフを路頭に迷わせ、自らも重傷を負ってしまう。


人の本質や喜怒哀楽に包まれた深い情理の霧が立ち込める中、誰も行ったことのない目的地へと過酷な旅路を進んでいくうえでは、組織の2:6:2の法則を羅針盤にすることが、結果的に皆を救うことになるだろう。

Recent Posts

See All

リーダーが自組織のスタッフにある行動を取ってほしいと伝えます。しかし、スタッフAさんはその行動を取ろうとしません。なぜならば、スタッフBさんが同様の行動を取っていないからです。一方で、スタッフBさんがその行動を取ろうとしないのは、スタッフCさんが同様の行動を取っていないからで、そしてスタッフCさんがその行動を取らないのは、スタッフAさんが同様の行動を取っていないからです。 誰かが前例をつくってくれ

組織の2:6:2の法則を両利きの経営における「知の探索・知の深化」の文脈で考えてみると、推進派が知の探索の担当者にあたり、抵抗派が知の深化の担当者にあたることがわかります。 一見すると、名前からして推進派と抵抗派は対立関係にあるように思えます。しかし、両者は対立軸でとらえるよりも、それぞれ別の役割を担っているととらえるほうがよいと考えています。 問題設定型の問題解決に基づき、推進派にあたるスタッフ

あるミスを起こした人(他者)を批判するということは、自分が同じミスを起こしてしまった際に、言い訳ができなくなることを意味します。 つまり、他者のミスを批判するということは、裏返せば、自分のミスを他者から批判されても仕方ないということになってしまいます。 だから、「他者を思いやることが大事だ」といった美しい話ではなくて、将来(同じミスを起こしてしまった際に)批判されないように、自分を守るための「保険

bottom of page