• 佐藤 和弘

流行り言葉を普遍的な言葉で言い換えてみる

「学ぶとは、見えないものが見えるようになること」


このようにとらえてもわかるように、流行り言葉を学ぶことはもちろん重要です。あるたった1つの言葉を知ることによって、これまで気づかなかったことに気づき、その瞬間に見ている景色が変わることもあるでしょう。


一方で、あえて流行り言葉を学ぶことの注意点があるとすると、それは、流行り言葉はいずれ古くなりかねない(古いと思われかねない)ということです。ある言葉が流行っても、別の流行り言葉が出てくれば、「もう◯◯は古い!これからは□□だ!」といったように、次々に新しいものが古くなることを繰り返してしまいやすいのではないでしょうか。


だからこそ大事だと考えているのが、流行り言葉を、これまで使ってきた普遍的な言葉で言い換えてみるということです。これは例えば、


「最近流行りの◯◯という言葉は、言い換えれば【目的】に当たるんだ!」

「今話題の□□という言葉は、言い換えれば【あるべき姿】と同様ですね!」


といったようなことを意味しています(もちろん、流行り言葉と普遍的な言葉において、それらの意味合いの細かな違いなどを押さえておくことは大切ですが)。


したがって、基本的には共通言語づくりはあまり多くの言葉を用いないほうが良いでしょうが、例えば、意図的に流行り言葉を使って(時代の流れに応じた)新たな気づきを組織に提供し、(それを言い換えた)普遍的な言葉を使って浸透させる。このような「流行り言葉と普遍的な言葉」のセットを活用するのも、場合によっては一つの方法かもしれません。


なお、問題解決の六大大陸(世界地図)は、【目的】【現状】【あるべき姿】【問題】【原因】【対策】という、いずれも普遍的と言える言葉で表現されています。時代の流れに応じるためにも、時代を超えて使い続ける言葉が大切だと考えています。

Recent Posts

See All

リーダーが「あっちに行きましょう!」と旅の道筋を示した時、スタッフのフォロワーシップで大切なのは「一旦だまされたと思ってついて行ってみる」ことだと言えます。 結局、何が正しいかは実際にやってみなければわからないというのは、多くの人が納得することではないかと思います。「これはいける!」と思ったことが上手くいかなかったと思えば、「これは無理だろう・・・」と思ったことが案外上手くいったり。 もちろん、だ

立場(地位や職位、権限)によらずに誰かを動かす時、その人はリーダーでありリーダーシップを発揮していることになりますが、それ以前に、そもそも自分自身をリードしている(自分に対してリーダーシップを発揮している)と考えることもできます。このように、 「リーダーシップは自分自身に向けることから始まる」 ととらえると、自らが行動するモチベーションを維持するために「安心感の醸成」が大切になります。 そして、そ

組織変革と空気のマネジメントの観点から言えば、ヨソ者の本質的な価値は「餅は餅屋」の専門性にあるのではなく、ムラ(組織)の住民ではないこと、つまりヨソ者であること自体にあります。 たとえリーダーであっても、同じムラの住民ですから、日々の暮らしの中でのさまざまな交流を通じて、他の住民(スタッフ)との関係性が出来上がっています。 もちろん、信頼されている、仲が良いといった関係性だけを見ると良いことのよう