• 佐藤 和弘

理念やビジョンなどのビッグワードの「陰」

組織の【目的】である理念や【あるべき姿】であるビジョンなどを言葉で表現するうえでは、通常、これらの「光」の部分のみに焦点が当てられやすい。だが、それらビッグワードは、「解釈」次第で意味合いが変わるだけでなく、人や組織を動かす際にはその解釈が都合の良い意味合いに拡大していってしまうという「陰」の部分にも焦点を当てなければならない。


よく「言葉が独り歩きする」というが、空気は言葉からつくられる以上、組織の隅々までに空気が入り込み、スタッフの半径5メートルを支配してしまう言葉を独り歩きさせてはならない。それは、スタッフを不合理な行動をとらざるを得ない状況に陥らせてしまうからだけでない。リーダー自身が、その言葉を自分を守るために使うことができてしまうからである。

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立場(地位や職位、権限)によらずに誰かを動かす時、その人はリーダーでありリーダーシップを発揮していることになりますが、それ以前に、そもそも自分自身をリードしている(自分に対してリーダーシップを発揮している)と考えることもできます。このように、 「リーダーシップは自分自身に向けることから始まる」 ととらえると、自らが行動するモチベーションを維持するために「安心感の醸成」が大切になります。 そして、そ

組織変革と空気のマネジメントの観点から言えば、ヨソ者の本質的な価値は「餅は餅屋」の専門性にあるのではなく、ムラ(組織)の住民ではないこと、つまりヨソ者であること自体にあります。 たとえリーダーであっても、同じムラの住民ですから、日々の暮らしの中でのさまざまな交流を通じて、他の住民(スタッフ)との関係性が出来上がっています。 もちろん、信頼されている、仲が良いといった関係性だけを見ると良いことのよう