• 佐藤 和弘

理念やビジョンなどのビッグワードの「陰」

組織の【目的】である理念や【あるべき姿】であるビジョンなどを言葉で表現するうえでは、通常、これらの「光」の部分のみに焦点が当てられやすい。だが、それらビッグワードは、「解釈」次第で意味合いが変わるだけでなく、人や組織を動かす際にはその解釈が都合の良い意味合いに拡大していってしまうという「陰」の部分にも焦点を当てなければならない。


よく「言葉が独り歩きする」というが、空気は言葉からつくられる以上、組織の隅々までに空気が入り込み、スタッフの半径5メートルを支配してしまう言葉を独り歩きさせてはならない。それは、スタッフを不合理な行動をとらざるを得ない状況に陥らせてしまうからだけでない。リーダー自身が、その言葉を自分を守るために使うことができてしまうからである。

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「問題を正しく解決するよりも、正しい問題を解決することが大事」 もちろん、「問題を正しく解決する」ことも「正しい問題を解決する」ことも、両方大事です。ただ、正しい問題において間違った対策を実行すれば「解決できなかった」だけで終わるかもしれませんが、間違った問題を正しく解決しようとしてしまうと、本当の問題が解決しないだけでなく、それによって別の問題が起こってしまうかもしれません。その意味では、上記の

昨今、「パーパス(経営)」といった言葉が流行っています。「存在意義」と訳されることもあるパーパスですが、これは本来は「目的」という意味になります。経営単位であれ個別業務単位であれ、ある活動は目的を実現するための手段ですから、「何のためにその活動を行うのか?」という目的を押さえることは、これまでも、そしてこれからも重要であり、本来は普遍的なことです。 では、なぜ、このような整理をしたのかというと、と