病院安全教育12・1月号「ストーリーで学ぶ 医療安全管理者のためのノンテク導入塾」14日目の授業のテーマは「有事(非連続)の変化に適応するための双方向型オンライン研修の導入」。
前回に引き続き、前半は、問題解決の文脈からテーマを立案し、さとみさんが内部講師として自施設の研修を実施した講演動画の振り返りと教訓を引き出すセッションから授業はスタートしました。今回の研修のテーマは「相手に分かりやすく伝える技術」。
「研修を実施する」というのは、あくまでも問題解決の【対策】であり、その研修がどの【問題】に基づいて立案された【対策】であるのか、もっと言えば、先に【問題】があり、それを解決するための【対策】としてその研修を行うべきなのかを明らかにしなければ、往々にして研修を行うための研修という「手段の目的化」の落とし穴にはまってしまいます。
なお、この読者特典の模擬講演動画も、僕が原作・監修し、日総研さんが制作、プロの方にナレーションしていただいた、単体でも価値のある動画に仕上がっています。また、今回も講義スライドが表紙を飾っています。
後半は、通常(平時)の授業を一旦中断して、有事モードの授業を実施。非連続的で不確実性の高い有事における環境変化に適応するために、さとみさんはほかに5人の方々にも参加していただきながら、PCやタブレット、スマートフォンを使って、双方向型オンライン模擬研修の序盤を体験することになりました。
あらゆる医療者に関係する「教育」の新しい環境として、双方向型オンライン研修を導入することは、組織変革の観点で、医療のDXのスモールウィンづくりとして重要であると言えます。そして、「DXは百聞は一見にしかずの世界」ということを、さとみさんも実感していくことになるでしょう。
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