top of page
  • Writer's picture佐藤 和弘

病院安全教育2・3月号「ストーリーで学ぶ ノンテク導入塾」9日目


テーマは「教訓の引き出し方を学ぶ」。


学びのPDCA研修(問題解決事例を振り返って教訓を得る研修)の模擬研修を自施設のスタッフ数名と実施したさとみさんがまずつまずいたのが、「教訓とは何か?」をスタッフに説明することでした。


また、教訓は具体的な問題解決事例を抽象化することによって得られますが、抽象化し過ぎてしまうと「しっかり情報を共有する」「スタッフの危機意識を高める」といったように、ありきたりな内容になってしまいます。


ここで大事なことは、教訓の「感度」を高めること。そこで、さとみさんは自施設で取り上げた問題解決プランを通じて、講師のディスカッションリードをもとに、感度の高い教訓とはどういうものなのかを学んでいきます。


このことからわかるように、学びのPDCA研修を行っていくためには、(内部・外部)講師に高度なディスカッションリードを行うスキルが必要になります。さとみさんは、今後、そのディスカッションリードの方法を学んでいくことになります。

Recent Posts

See All

日総研のウェブサイトの「ちょっと立ち読み。試読コーナー」から、Web連載している「ストーリーで学ぶ 医療安全管理者のためのノンテク導入塾」26日目の授業「『考える力』について考える」の試読できます。 考えるとは物事を「はっきりさせる」こととシンプルにとらえたうえで、 「分けて考えることで物事をはっきりさせる」「つなげて考えることで物事をはっきりさせる」 という2つの観点を紹介しています。 http

bottom of page