• 佐藤 和弘

病院安全教育6・7月号Web連載「ストーリーで学ぶ 医療安全管理者のためのノンテク導入塾」23日目


病院安全教育6・7月号Web連載「ストーリーで学ぶ 医療安全管理者のためのノンテク導入塾」23日目の授業のテーマは「空気をマネジメントする上での注意点(後編)」。今回は、4つの注意点について説明しており、前編と合わせ、計10の注意点をお伝えしています。


「空気をマネジメントする(ポジティブな空気に変える)ことが大事」


と言うことを「意識」で留まるのではなく「行動」に移すためには方法論が重要で、それが、僕が「リーダー自身が迷子にならないための羅針盤」と表現している組織の2:6:2の法則です。つまり、推進派が先頭に並んでいるラーメン屋の列に慎重派に並んでもらい行列をつくる「ラーメン屋の行列づくり」です。このように、空気のマネジメントと組織の2:6:2の法則をつなげた(関連性を見出した)ことに、大きな意義があると考えています。


その上で、いわゆる「ファーストペンギン」の役割を担う推進派の存在が重要であることは言うまでもありませんが、大事なことは、それを「それはA さんだからできることだよね・・・」といったように特別扱いされないようにすることです。その推進派の行動が特別扱いされてしまうと、「私はAさんのようにはできない」と思ってしまうスタッフが出てくるかもしれません。


しかし、Aさんと同じように行動するスタッフが1人、2人と増えていくことによって、「BさんもCさんもAさんと同じように行動してる!Aさんだけができる特別なことじゃないんだ!だったら私にもできるかも・・・」という希望が生まれやすくなるのではないでしょうか。これが、セカンドペンギン、サードペンギンの役割を担うスタッフの存在の重要性です。


このように、空気のマネジメントにおいては、「私にもできるかも感」を高めることが大切になると言えます。

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