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Writer's picture佐藤 和弘

益城町地域支え合いセンター職員研修会Day4で講演


熊本地震の被災者支援にノンテクを導入するという、全国のロールモデルとなる取り組みは続く。


新しい年度となり、昨年から学んでいる方々と新たに学ぶ方々が学び合う「ノンテク先輩後輩学習」がスタート。特に後輩の方々は、先輩の先行事例を学べることもさることながら、身近にロールモデルがいるということは、心の支えになるはず。それほど、被災者支援の問題解決は困難を極める。


この問題解決においては、【目的】の大陸の踏破など当たり前。「誰のため」「なんのため」に問題解決するのかが少しでもぼやけていれば、支援できるはずがないからだ。そのなかで本当に難しいのは、被災者の方々の【あるべき姿】を描くこと。ご本人やご家族自身もわからないかもしれない【あるべき姿】を共に描いていくのは、まさに答えのない世界で答えを見つけることである。


その意味では、医療現場や介護現場も同じである。本当の現場のリアリズムに向き合えば、患者さんや利用者さんの【あるべき姿】を描くことがいかに難しく、だからこそ、いかに重要なのかを痛感しなければならない。

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