益城町社会福祉協議会職員研修Day7で講演。これまでの熊本地震の被災者支援を行っている地域支え合いセンター対象の組織学習から、今回からは社協全体に拡大して組織学習を展開。
前半はこれまでの平時に関する問題解決事例を、先にノンテクを学んできた職員の方々がこれからノンテクを学ぶ職員の方々に向けて教える「学習する組織セッション」。平時といっても「通常業務」という意味であって、支援自体は震災という有事に関するものであり、もちろん事例は極めてリアルである。
後半は、現在の有事に関する教訓セッション。擬似的な有事休息期間である今だからこそ、これまでの取り組みを振り返り、教訓を引き出し、今後の有事に備える、想定外を想定内にする準備期間にしなければならない。
その「有事の教訓大全集(仮)」を組織でつくる学び合いの前には、有事標準のリーダーシップを推奨するヨソ者から、有事に関するレクチャー。平時モードから有事モードへと考え方を切り替えるために役立つ様々な視点を共有した。
熊本地震という有事と今回の有事の二重の有事を体験しているからこそ、「有事こそ組織能力として問題解決力が必要になる」ということを実感できるはず。
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