マイクラで武器や防具などの能力を高める「エンチャント」について、ノンテク for kidsの観点から考えてみます。
考える力と一言で言ってもさまざまな視点がありますが、「具体と抽象の往復運動」「共通点と相違点の両方を見る」を上回るくらい重要なのが、やはり「手段は目的に従う」という考え方です。実社会におけるあらゆる物事は、目的と手段の関係性にあり、そして往々にして手段の目的化が起こってしまうことによって、判断を誤りかねないからです。
マイクラで行うエンチャントも例外でなく、エンチャントを行うこと自体はあくまでも手段であって目的があります。そして、その目的によって、「何にどんなエンチャントをつけるのか?」という手段が変わってきます。
例えば、
【目的】効率的にダイヤモンドを集めて武器や防具をつくる だから↓↑何のため 【手段】ツルハシに「幸運」のエンチャントをつける
【目的】ゾンビなどへのダメージを高める だから↓↑何のため 【手段】武器に「アンデッド特効」のエンチャントをつける!
【目的】ネザー(溶岩などが広がる過酷な世界)に行ってブレイズロッドを手に入れる だから↓↑何のため 【手段】防具に「火炎耐性」のエンチャントをつける!
といったことが当てはまります。(「火炎耐性」のエンチャントをつけると、その防具には「ダメージ軽減」や「飛び道具耐性」のエンチャントはつけられない(競合する)といったことがあります)
だからこそ、
「◯◯のエンチャントつけたい!」 「何のため?」 「△△するため!」
「◻︎◻︎するためには、どんなエンチャントをつければいい?」 「××のエンチャント!」
といったように、マイクラを通じて
「手段を決めるためには目的を押さえる」 「目的を押さえた上で手段を決める」
というトレーニングができます。
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