top of page

研修(満足度)よりも現場(満足度)を考える「立ち位置」にする

  • Writer: 佐藤 和弘
    佐藤 和弘
  • Apr 9, 2022
  • 2 min read

基本的には、研修満足度を高めることは大切です。研修で学んだこと自体の満足度が高くなければ、それを現場で使ってみようという意欲につながりにくいでしょう。


一方で、研修満足度よりも重要だと言えるのが、現場満足度です。「研修で学んだことを実際に現場で使ってみた結果、患者さんや自分(たち)に良いことがあった」といった現場満足度が高まらなければ、「研修は面白かった」だけになってしまうかもしれません。つまり、あくまでも、


現場満足度を高める(目的) だからこそ↓↑それによって 研修満足度を高める(手段)


この目的と手段の関係を明確に押さえているかが大切になります。


だからこそ大事なことは、考える「立ち位置」、つまり、研修(満足度)を立ち位置にして現場(満足度)を考えるのではなく、あくまでも現場(満足度)を立ち位置にして研修(満足度)を考えていくことです。これは、意図的に考えていかなければ、いつのまにか自分の立ち位置が研修(満足度)に変わっていた、といったことが起こりかねません。


このように、現場(満足度)を立ち位置にし続ければ、たとえ研修(満足度)で期待を上回る結果が得られなかったとしても、現場での実行可能性を高める環境づくりを行い、スタッフの行動に対してポジティブに意味づけをし、小さな成功を実感してもらうための働きかけをすることによってリカバリーすれば良い。いや、そもそも、小さな成功(現場満足度)を実感してもらうために研修満足度を高めたかったのですから、リカバリーと考えるのも違いますね。


手段の目的化という落とし穴は、至る所に開いていますが、組織の能力開発の道にもやはりその落とし穴があります。VUCA時代の激しい環境変化に適応するうえで「頭(戦略)では分かっていても、身体(組織能力)が追いつかない」といった難所を乗り越えるためにも、組織の能力開発における考える立ち位置は重要になってくると言えます。

Recent Posts

See All
「身体性」と「現実世界(現場の半径5メートル)への接続」という人間側の圧倒的な優位性

人は、何か自分に強く自信のあることを持っていれば、他のことはたいてい寛容になる生き物だととらえてみると、「次の単語(トークン)を予測する」という方法で、あれだけ瞬時に、膨大な情報を、論理的に生成する生成AIを脅威に感じるかどうかもまた、人間側が何を自信として持っているかによって変わってくるでしょう。 このことに関して、医療現場においても、少なくとも当面の間は人間側の圧倒的な優位性として自信を持てる

 
 
 
さまざまな考え方に「*個人差があります」という言葉をつけてみる

「人は本来弱い生き物である」 よく、組織変革の文脈で伝えている考え方ですが、もちろんこれは、皆が一様に弱いわけではなく、程度の違いがあるでしょうし、「いや、私は弱くない!私は強い!」と思う人もいるかもしれません。 このように、ある考え方を基にしながらも1人ひとりの個性に向き合うためにおすすめなのが、「*個人差があります」という言葉をつけてみることです。 ——————————————— 人は本来弱い

 
 
 

Comments


© 2013 by Kazuhiro Sato

 

bottom of page