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  • Writer's picture佐藤 和弘

第17回石川県臨床工学会の特別講演で講演しました


先日は、第17回石川県臨床工学会の特別講演で講演しました。


テーマは「医療者のためのノンテクニカルスキル〜組織で問題解決する技術〜」。本大会のテーマの「共存共栄」にともない、「多職種連携・チームワーク・共働」といったキーワードに引き寄せながら、ノンテクニカルスキルの基本についてお話ししました。


なぜ、「多職種連携・チームワーク・共働」が求められるのか。僕は、「人によって見ている景色は違うから」だととらえています。つまり、ある職種の専門的な視点から見える景色は、たしかにその患者さんを映し出しているけれど、それはあくまでも一面。それぞれの職種から見える景色を重ね合わせて、ようやく◯◯さんという患者さんの全体像が見えてくる世界なのだと言えます。


一方で、多様性の世界とは、さまざまな価値観や考え方の違いなどが混在するということですから、必ずしも居心地が良い世界ではないのでしょう。だからこそ、そこには共通の認識や理解をつくるための「共通言語」が必要であり、それがノンテクニカルスキルだと考えています。


講演の最後には、ノンテクニカルスキルと生成AIの話と実演を少しだけ。ChatGPTに代表される(文章)生成AIの登場は、世の中が大きく変わる「AIによる言語革命」が起こったと認識していますが、このことの医療現場におけるインパクトは、人間だけでなく、ついに「AIがノンテクニカルスキルを発揮できるようになった」ことを意味するということにあります。


そして、そのための鍵になるのが「プロンプト」です。だからこそ、医療エンジニアである臨床工学技士の方々には、医療現場で生成AIを活用するためのプロンプトエンジニアリングをぜひ追求してもらいたいと、1人の組織変革屋というヨソ者として勝手に考えています。


もちろん、僕自身も率先垂範し、さまざまな医療現場で活用できる、「生成AIを使った問題解決プランの自動化」のための最適なプロンプト(のパッケージ)をつくるChatGPTとの対話の旅を、これからも続けていきたいと思います。

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