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Writer's picture佐藤 和弘

第25回日本体外循環技術医学会中国地方会秋季セミナーの教育講演に登壇


ノンテクの重要性を深く理解しているリーダーは、話をするとすぐに分かる。すでにノンテクに関する共通言語ができているからだ。そして、総じて熱い。普段フリーで活動しているヨソ者は常に孤独だが、孤立してはいないことを確認できる瞬間である。


問題解決の考え方、2種類の問題解決、2W1H、ビッグワード、問題解決の体感、問題解決の六大大陸、4つの問題解決の「落とし穴」、「①すぐに対策を考えてしまう問題」、「②色々な道具(手法)を使いすぎ問題」、「③学び方を学んでいない問題」、そして「④空気の支配の恐ろしさを知らない問題」について提供。


②については、「もし、1つしかフレームワークを使えないとしたら、何を選びますか?」と問いかけ、組織学習し共通言語をつくり、全スタッフで現場で使っていくためには、フレームワークを1つに絞らなければならないことを共有。


「だったらコレ(六大大陸)以外にないですよね。あらゆることに使えるので」


質疑応答や講演後は、どれも重要な視点の質問がいくつも。皆、それぞれに現場を良くするために想い、だからこそ悩んでいる。鍵は、組織学習と共通言語づくり。個人学習と成長の延長線上に組織学習はないし、組織変革もない。これまであくまでもスタッフ1人ひとりの個人学習に支えられていた医療現場において、そのことに気づくことが、次の時代を切り開く第一歩になる。


「もし明日、現場に帰って問題解決をしようと思ってそれができなかったとしても、それは皆さんの能力不足でも意欲不足でもありません。『これが(昨日)言っていた空気か』と思ってください」


そのヨソ者も、元透析屋としてとても新鮮な体外循環領域の非常に良質なインプット。勉強になりました。

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