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組織の2:6:2の法則は、むしろスタッフ一人ひとりの個性に向き合うためにある

  • Writer: 佐藤 和弘
    佐藤 和弘
  • Oct 20, 2023
  • 2 min read

組織を推進派2割・慎重派6割・抵抗派2割に相対的に分けてとらえる組織の2:6:2の法則。一見すると、「スタッフは一人ひとり違う個性があるのに、たった3種類に分類してとらえていいのか!?」と思うかもしれませんが、組織の2:6:2の法則は、むしろスタッフ一人ひとりの個性に向き合うためにあります。


例えば、ある会議で発言しなかった慎重派にあたるAさんがいたとします。しかし、なぜ発言しなかったのかと言うと、不用意に発言してしまうと、後で他のスタッフに「私たちのやり方に文句を言ってた!」「私らが悪いってこと!?」といったように、誤解されて批判されてしまうことを恐れたからだとしたらどうでしょうか。そんなAさんの情理に目を向けず、発言しなかったという表面的な部分のみで「Aさんは主体性がない!」と考えてしまうと、判断を誤ることになります。したがって、


「Aさんは慎重派にあたる。慎重派は沈黙という同調をすることによって、自分の身を守ろうとする。そうであれば、Aさんは組織の中で慎重派としての自然な行動を取っているだけで、本人の個性は別にあるかもしれない」


といったように、そうならざるを得ないスタッフの組織(の空気)の中での立場を理解することによって、そのスタッフ本人の個性に向き合っていくのです。

あらゆる職業人は、その職業で求められる演技を意識的にあるいは無意識的にしている「役者」であると言えます。その役は大きく


・職種に基づく役(例:医師、看護師など)

・職位に基づく役(部長、係長、一般スタッフなど)

とともに、

・組織の2:6:2の法則に基づく役(推進派、慎重派、抵抗派)


に分けることができますが、どれも役なのであって、本人そのもの(個性)はあくまでもその纏った役の中にあると考えることが大切です。

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