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組織変革屋として、あくまでも「ボトムアップの実行」にこだわり続けている理由

  • Writer: 佐藤 和弘
    佐藤 和弘
  • Feb 16, 2021
  • 2 min read

Updated: Jan 17, 2022

経営とは、トップダウンの戦略的な意思決定とボトムアップの実行のかけ算であり、どちらが欠けても実現できません。そのうえで、僕が組織変革屋として、あくまでも後者にこだわり続けているのは、組織的なボトムアップの実行力を高める技術(ノンテクニカルスキル)と、それを伴走するヨソ者の存在が必要不可欠でありながら、それらが医療業界において圧倒的に不足していると感じているからです。


これからの時代の変化に適応するためには、あらゆる組織が、


「頭(戦略)ではわかっているけれど、体(実行)がついていけない」


という難題に向き合っていかなければなりません。だからこそ、非連続な環境変化に体(実行)がついていくように、いかに組織能力を高めていくかにかかっています。


一方で、一般論として、トップダウンの意思決定は、外部の環境変化を勘案しながら、法人組織の理念にもとづきビジョンを描くという性質上、往々にして現場の半径5メートルの外の話になりがちです。したがって、そのトップダウンの意思決定をどのように現場の半径5メートルの中の話に翻訳していくかが肝になります。


そして、この現場の半径5メートルの中の話に翻訳するために大事なことは、「どんな興味があるんだろう?」「どう都合が良いんだろう?」「小さな成功をつくってる?」といった自問力です。


「そもそも、スタッフはどんな興味を持っているのだろうか?」 「意思決定された内容は、そのようなスタッフの興味にどのように関連させることができるのだろうか?」 「意思決定されたことを十分に実行されなかった(スタッフにあるべき行動をとってもらえなかった)場合、そのような行動をとらないことが、スタッフにとってどう都合が良いのだろうか?」 「意思決定されたことを実行したい(実行しても大丈夫なんだ)と思えるような小さな成功を、これまで積み上げてきたのだろうか?」


変革リーダーには、このようなことを自問し、半径5メートルの外の話に向かっていきそうになる力を自ら抑えながら、半径5メートルの中の話に翻訳していくことが大切になります。

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