前日のノンテクニカルスキルスキル基礎編に続き、群馬県病院局(群馬県立4病院(心臓血管センター、がんセンター、精神医療センター、小児医療センター))の職員研修「ノンテクニカルスキル管理職編」で大阪から講演しました。
研修方式は双方向型オンライン研修(分散ハイブリッド型)で、テーマは、人材マネジメントに必要な仕組みと問題解決ー「採用」「配置」「評価」「報酬」「育成」「退職」の6つの仕組みー。
リーダーシップは「働きかけ」であるのに対して、マネジメントは「仕組みづくり」。したがって、管理職の問題解決は「仕組みファースト」で、上記6つの仕組みに関する問題を解決していくことが大切になります。
問題解決プランを通じて学び合うセッションにおいても何度も把握できたのが、仕組み同士の「つながり」について。
人材マネジメントをわかりやすく整理するために6つの仕組みに分けてとらえることは重要ですが、1つひとつを具体的に見ていくだけでなく、それらの仕組みがどのようにつながっているのか、どの仕組みはどの仕組みに影響しているのかといったことも動的に見ていく全体感も重要になります。
「木を見る前に森を見る」
さらに言えば、
「木を見て森も見る」
管理職としての問題解決に真剣に向き合うほどに、このことの大切さを実感していくものなのだと思います。
群馬県病院局の看護部のノンテクニカルスキル研修は、基礎編、実践編、新人編、管理職編と展開し、また多職種へと広がり始めています。
複数の巨大組織に、言わば「ノンテク生態系」が着実にできてきていることは、組織変革屋として嬉しい限りです。
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