群馬県病院局職員研修【ノンテクニカルスキル管理職編】で講演しました。研修方法は双方向型オンライン研修(分散ハイブリッド型)で、テーマは「人材マネジメントに必要な仕組みと問題解決」。
テクニカルスキルとノンテクニカルスキルの関係や問題解決とは何か、ノンテクニカルスキルの重要な個別スキル、2種類の問題解決、そして問題解決の六大大陸(世界地図)に関して確認し、人材マネジメントの全体像や空気のマネジメントについて講義した後は、事前に作成した人材マネジメントに関する各々の問題解決プランを通じて学び合うセッションを実施しました。
まずは、講師がフィードバックの3つのポイントについて紹介したうえで、事前に作成した問題解決プランをグループで共有し、他のメンバーの方々からフィードバックをもらいました。そして、こうしてさらに練った問題解決プランを今度は全体共有。それぞれの問題解決プランに対して講師を含めた他者からのフィードバックを通じて、問題解決プランをさらに深く掘り下げていきました。
一般論として、問題解決プランを作成する際に大事なことは、「個性に基づく」ことです。例えば、【現状】という現在のドラマ(現実世界)や、【あるべき姿】という未来のドラマ(現実世界)について考えていく際、そのドラマの中の登場人物を把握するために「顔」が見えるレベルまで具体化していくと、その登場人物の個性が見えてくるはずです。これは、仮に5人が登場するドラマであれば、その5人の個性が浮き出てくるような、「唯一無二の問題解決プラン」を作成していくことを意味していると言えます。
群馬県病院局で2015年から継続して行われているノンテクニカルスキル研修は、【基礎編】、【実践編】、【新人編】、そして【管理職編】と展開されており、第五次群馬県県立病院改革プラン(中期経営計画)には、ノンテクニカルスキル(ノンテク研修)に関する内容が記載されています。
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