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Writer's picture佐藤 和弘

群馬県看護協会で講演

Updated: Jul 11, 2019



まずは、あらゆる医療機関が陥りがちな「不毛な多忙」の悪循環を断ち切り好循環に変えるために、問題解決する組織への変革の必要性に言及しながら、前半は美味しい料理づくりの三点セット「2W1H・ビッグワード・論点思考」を学習。後半は、問題解決シート2.0を「道具」として使いながら、自組織の問題解決プランを考え、他のグループメンバーとの学び合った。もちろん、概念から抜け出すために、主に【現状】と【あるべき姿】について、演技を駆使して映像レベルでイメージしながら。


最後は、個人学習の限界と本当に頑張るスタッフほど報われない空気の支配の恐ろしさを、過去の有事を引き合いに出しながらレクチャー。「これ(の基本)を学ぼうと思ったらこれから5時間くらいかかりますが良いですか?」と言いながら、組織は2:6:2に分けられることだけを伝え、「続きはまた別の機会に!」スライドを表示。さらには、組織の空気を変えるためにはヨソ者との二人三脚が重要であること、あえて学びのパーセンテージで言えば、今日の学びは全体の1%ほどであることを伝えた。


このように、この学びはゴールではなくスタートであることを理解してもらうために、あらゆるto be continued感を演出することが大切である。


群馬県の医療機関が幸運なのは、すでに2015年からノンテクの組織学習に取り組んでいる県立4病院というロールモデルがいること。そして、「県立病院だからできる」ではなく、「自分たちの施設でもできる!」に変えるためには、4施設のロールモデルに続く第5第6の行列に並ぶ施設の存在が重要になる。それがどこの施設なのか、これから見守っていこう。

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