群馬県看護協会の研修で講演しました。テーマは「課題解決に必要なノンテクニカルスキルの活用の実際〜管理に必要な問題解決と組織変革の実践と難所の乗り越え方〜」で、研修方式は双方向型オンライン研修。
人材マネジメントの全体像や空気のマネジメントなどについて学んだ後は、問題解決プランの作成や、臨床での実施を踏まえた学び合いを行いました。
一般論として、問題解決プランは実行するためのプラン(計画)であり、その作成時点では、「この【対策】を実行すれば、【あるべき姿】と【現状】のギャップを埋めることができる『だろう』」といったように、あくまでも「想像」の域を超えません。そのうえで大事なことは、「実際にこう『だった』」といったように、「事実(結果)」をもとに考えていくことです。
場合によっては、例えば「実はあまり自信がなかったけれど、意外にも、反対すると思っていたAさんが協力的で予想以上に上手くいった」といったように、「意外な事実(結果)」を得られることもあるでしょう。
この意外な事実(結果)から教訓を引き出し、次の問題解決プランに適応させていくことも、「個性に基づく問題解決」という現場のリアリズムにおいて大事なことなのだと言えます。
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