top of page
  • Writer's picture佐藤 和弘

自分が排除の論理に遭うのは、それが間違った意見だからではなく、むしろ正しい意見だからである


現状満足の空気に支配されている組織において、個人(推進派)の意見が異分子として判定され、排除の論理(村八分現象)に遭ってしまうのは、その意見が間違っているからではなく、むしろ「正しい」意見だからと言えます。


変化に適応する(あるべき姿と現状のギャップを埋める)ために正しい意見であるほど、現状のままでいいという現状満足の空気からすると、異分子として判定されやすい。にも関わらず個人(推進派)が真剣に正しい意見を追い求め続けると、結果的に自分を排除する論理の力を自ら大きくしてしまうことになりかねません。


「自分が排除の論理に遭うのは、それが間違った意見だからではなく、むしろ正しい意見だからである」


このようにとらえると、組織変革の難しさがわかります。

Recent Posts

See All

問題解決の六大大陸(世界地図)については以前の会話で詳しく説明したのですが、6つの論点自体をとらえ間違えていました。また、同じく以前の会話で「このように、『あるべき姿』は『目標』をふまえたものですので、問題解決の六大大陸(世界地図)においては、『目標』は『あるべき姿』と同様の論点としてとらえてくださ。」と伝えたのですが、再度説明してもらった際にも、「目的」の内容に「目標」という言葉が含まれていまし

リーダーが「あっちに行きましょう!」と旅の道筋を示した時、スタッフのフォロワーシップで大切なのは「一旦だまされたと思ってついて行ってみる」ことだと言えます。 結局、何が正しいかは実際にやってみなければわからないというのは、多くの人が納得することではないかと思います。「これはいける!」と思ったことが上手くいかなかったと思えば、「これは無理だろう・・・」と思ったことが案外上手くいったり。 もちろん、だ

立場(地位や職位、権限)によらずに誰かを動かす時、その人はリーダーでありリーダーシップを発揮していることになりますが、それ以前に、そもそも自分自身をリードしている(自分に対してリーダーシップを発揮している)と考えることもできます。このように、 「リーダーシップは自分自身に向けることから始まる」 ととらえると、自らが行動するモチベーションを維持するために「安心感の醸成」が大切になります。 そして、そ

bottom of page