あるミスを起こした人(他者)を批判するということは、自分が同じミスを起こしてしまった際に、言い訳ができなくなることを意味します。
つまり、他者のミスを批判するということは、裏返せば、自分のミスを他者から批判されても仕方ないということになってしまいます。
だから、「他者を思いやることが大事だ」といった美しい話ではなくて、将来(同じミスを起こしてしまった際に)批判されないように、自分を守るための「保険」として、普段から他者のミスを批判しないようにするというのも、1つの考え方です。よく、
「論理は内向きに働く」
という言葉を以前から使っていますが、施設より組織、組織より他者、他者より自分といったように、人の論理が内向きに働くのが自然なのであれば、まずは自分のことを守り、それが結果的に他者のためになるといったように、
「利己を通じた利他」
によって、結果的にお互いがハッピーになれば、それでも良いのではないかと思います。
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