先日は、諏訪中央病院の新入職員合同オリエンテーションで講演しました。オンラインでの講演でした。諏訪中央病院では、昨年の医療安全研修でも2度講演しています。
ノンテクニカルスキルの基本(2W1Hなど)について簡単にお伝えした後は、問題解決シート(2W1H)の考え方に関する参考例をお伝えし、実際に2W1Hを使った検討セッション、そして2W1Hを活用した事例紹介セッションを実施、ノンテクニカルスキルを体感的・実感的に学ぶ貴重な時間になりました。
一般論として。ノンテクニカルスキルを学び生かすうえで、一気通貫して重要なキーワードである「共通言語」。例えば、
Aさん「2W1Hを使って問題解決していきましょう!」 他のスタッフ「2W1Hって何ですか?」
と
Aさん「2W1Hを使って問題解決していきましょう!」 他のスタッフ「この前の研修で(皆で)学んだ2W1Hですね!」
この2種類のコミュニケーションには、組織で問題解決を推し進めていくうえで、とても大きな違いがあります。
だからこそ、いかに共通言語づくりを行う場を提供するかが重要になりますが、全体研修のタイミングももちろんですが、入職といったタイミングでもその場を提供するということは有意義であると考えています。特に後者を「他の環境で生活してきた人たちが、新たな環境で生活を始めること」ととらえると、その新たな環境ですでに生活している人たちが、どのような言語(ノンテクニカルスキル)を使って普段からコミュニケーションを取っているのかを理解することは、よりその新たな環境に適応するためにも大切な営みであると言えます。
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