top of page
  • Writer's picture佐藤 和弘

達者の家ノンテク研修Day14で講演

Updated: Jul 11, 2019


今回は、人を動かすマネジメントの全体像を共有したうえで、「配置」のマネジメントに選択と集中。


例えば、医療で配置というと、すぐに「ローテーション」といったことをイメージしがち。だが、ここでいう配置とは、そんな抽象的なレベルでははない。透析で言えば8:30-9:00までの穿刺業務の分業(穿刺が得意なスタッフが針を刺し、苦手なスタッフは補助に回る)レベルで行う、「適材適所」の配置を意味する。


一方で、適材適所に配置する前に必ずやらなければならないことは、スタッフ同士の強み(得意なこと)を把握し共有すること。ともすると、人は自分自身の強みがなにかを知らないこともあるからこそ、自分の強みを棚卸しすることは重要。そして、それをスタッフ間で共有することによって、「へぇ〜、そういうのが得意なんだ」といった発見につながるし、自分の知らない強みを他のスタッフから教えてもらうこともでき、新たな気づきにもつながる。


そうして洗い出し共有したそれぞれの強みに応じて、固定概念の枠を一旦外し、柔軟に業務を変えていく。もちろん、ここからがノンテクの醍醐味で、そのような【現状】から【あるべき姿】に業務を変えた結果起こる【問題】を明確にしながら【原因】を考えて【対策】を用意しておくことによって、想定外を想定内にしておくのである。


そして最後は、「人を動かすマネジメントの仕組みは、引き算の美学」で締めた。

Recent Posts

See All

基礎編に引き続き、先日は群馬県病院局(群馬県立4病院)職員研修【ノンテクニカルスキル管理職編】の分散ハイブリッド型オンライン研修で講演しました。 リーダーシップとマネジメントの違いはいろいろな表現で語ることができると思いますが、僕は前者が「働きかけ」であるのに対して、後者は「仕組みづくり」だととらえています。 世の中を見渡すと、不特定多数の人たちが正しい行動を取ることができるように、さまざまな仕組

先日は、群馬県病院局(群馬県立心臓血管センター、がんセンター、精神医療センター、小児医療センター)の職員研修【ノンテクニカルスキル研修基礎編】(分散ハイブリッド型のオンライン研修)で講演しました。 群馬県病院局では、2015年からノンテクニカルスキル研修が実施されており、現在では、他に新人編や実践編、管理職編も実施されています。 問題解決プランを学び合うメインセッションでは、グループワークやチャッ

先日は、大阪市民病院機構教育研修センター主催 スキルアップ講座 イノベーター育成プログラムで講演しました。オンラインでの研修で、テーマ(タイトル)は「思考する力 問題解決に役立つロジカルシンキング講座」。 ロジカルシンキングを物事を「はっきりさせる」ことだととらえ、「分ける」だけでなく「つなげる」ことによって物事をはっきりさせるということは、後にイノベーションという言葉で表されていくNew com

bottom of page