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問題解決の2W1H

知識を広げることは大事ですが、スキルは絞らなければなりません。なぜなら、多忙な業務をこなしながら、たくさんの技術を何百回も練習する時間も労力もないはずだからです。ノンテクニカルスキルも同じ。他のざまざまな個別スキルは捨ててでも、組織で反復練習していく必要があると考えているのが、2W1Hという個別スキルです。

問題解決という美味しい料理をつくるためのレシピ

テクニカルスキルと一言で言っても、職種や分野ごとに数多くのスキルがあるように、ノンテクニカルスキルも数多くのスキルがあります。ただ、そのなかでも、私が一番大事だと考えているスキルがあります。それが、2W1Hであり、料理に例えると「レシピ」にあたります。

 

では、美味しい料理をつくることができるようになる(問題解決ができるようになる)ことが期待できるレシピとはなにかを、次の、レシピを使っておらず問題解決ができなさそうな議論(Before)と、レシピを使ったために問題解決ができそうな議論(After)を通じて理解していきましょう。

Beforeの議論
Afterの議論

​問題解決の3つの順番

では、Beforeの議論に対して、Afterの議論がなぜ問題解決できそうなのでしょうか。それは、「問題(What)」「原因(Why)」「対策(How)」の3つの論点を順番に議論しているからです。

問題(What)に関する発言1
問題(What)に関する発言2
原因(Why)に関する発言1
原因(Why)に関する発言2
対策(How)に関する発言1
対策(How)に関する発言2
2W1Hの順番の議論

3つの順番を守らずに議論してしまうと・・・

このことからわかるように、Beforeの議論が問題解決できなさそうなのは、3つの論点をバラバラに議論しているからです(しかも原因の話を議論していない)。

対策(How)に関する発言1
対策(How)に関する発言2
問題(What)に関する発言1
問題(What)に関する発言2
対策(How)に関する発言3
対策(How)に関する発言4
問題(What)と対策(How)に関する発言1
問題(What)と対策(How)に関する発言2

問題解決は2W1Hで考える

これが、問題解決のレシピ(3つの順番)​です。あらゆる問題解決において、問題(What)→原因(Why)→対策(How)の順番に議論していくことで、あるべき姿と現状のギャップを埋めるプランを考えていくのです。​この問題解決のレシピのことを、それぞれの英語の頭文字をとって2W1Hといいます。

問題解決は2W1Hで考える
問題解決の六大大陸(世界地図)

© 2013 by Kazuhiro Sato

 

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