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ビッグワードを使わない

2W1Hというレシピ通りに調理をするだけでも美味しい料理がつくれますが、そこに「隠し味」があればさらに味わいが深まります。それは、「問題」「原因」「対策」のそれぞれの議論において、「ビッグワードを使わない」というシンプルな隠し味です。では、このビッグワードとはどういうものなのでしょうか?

ビッグワードを使わない

​ビッグワードとは「あいまいな言葉/抽象的な言葉」

例えば、「QOL」という言葉。「QOLって何ですか?」と聞かれたら、当然「生活の質です」と答えます。では、「あなたにとって生活の質ってどういうことですか?」と聞かれたら、みなさんはどう答えますか?「幸せに暮らすこと」「美味しいものを食べること」「楽しい日々を過ごすこと」など、人によってQOL(生活の質)のとらえ方は異なるはずです。一見当たり前のように感じますが、実はこれは注目すべきことで、ある患者さんのQOLを高めるための議論をしているときに、スタッフごとにQOLのとらえ方が異なっていると、向かうべきゴールがバラバラになってしまいかねません。

このように、たとえ読み方が同じであっても、それをどうとらえているのかが異なる言葉があります。そのような言葉のことを、一般的な意味として「ビッグワード(あいまいな言葉/抽象的な言葉)」と言います。

 

では、世の中にどのようなビッグワードがあふれているかを、次の「ビッグワード警報・注意報」や「ありがちな会話」で確認してみてください。

ビッグワード警報・注意報
��どこがビッグワードでしょうか?
ここがビッグワード
ビッグワードを具体的に表現する

© 2013 by Kazuhiro Sato

 

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