
60名超のスタッフの方々が各々にオンライン参加し、双方向の議論を展開。
まずはトップマネジメントの、本気度が伝わる有事におけるメッセージからスタート。それから、ヨソ者であることが唯一絶対の本質的な価値であるからこそ話せる「有事標準のリーダーシップ」のジレンマについて、ヨソ者から様々なメッセージ。
変化に適応できる組織において重要な2つの要素。それは、この「有事標準のリーダーシップを発揮できるリーダーの存在」と、そのリーダーが描いた【あるべき姿】に向かって【現状】とのギャップを埋めることができる「問題解決力を持った組織の存在」。そして、どちらもまた、有事休息期間である平時のうちから、長年かけて鍛錬を重ね続けておかなければならない「準備によって勝負は決まる」世界である。
有事において、ボトムアップの情理を伴う実行は、あくまでもトップダウンの合理に基づく意思決定に従う。すべての人たちが初めて体験する【現状】を正しく把握することだけでも難しいにも関わらず、誰にもわからない有事の目的地である【あるべき姿】を描くことはさらに難しい。そのような中で意思決定するためには、組織として最重要の拠り所である【目的】を押さえながら、いかに新たに明らかになる【現状】に応じて、朝令暮改で【あるべき姿】を描き直し続けるかである。
この【目的】を軸にした朝令暮改の【あるべき姿】を描く力が、有事標準のリーダーシップには必要不可欠である。
このような有事の問題解決に関する議論も当然必要であるが、もちろん、その中での平時の問題解決も続いていく。したがって、後半は後者のテーマについて共有や議論が行われていった。このような有事と平時の「両利きの問題解決」ができる組織こそが、変化に適応する組織といえる。
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