• 佐藤 和弘

組織変革の途中で痛みを測っても、それは痛いに決まっている

組織変革は、「痛みが先、効果は後」に来る。そして、その痛みの期間が非常に長いわけで、特に平時の時点から組織変革を推し進めようとすると、「このままでも良いのに、何でそんな痛い思いをしなきゃいけないんですか!?」といった不平不満がスタッフから起こっても当然。その途中で「スタッフが痛いという訴えがあるので止めようか」と判断してしまうと、その判断が遅ければ遅いほど、組織変革の失敗体験が大きくなり、その負の遺産が再度組織変革を推し進めようとする時の(抵抗派にとっての)強力な抵抗材料(武器)になってしまう。途中で痛みを測っても、それは痛いに決まっている。そこで評価しても意味がない。やるならやりきるしかない。 *********************************************** (以下、引用)

「会社の体質を変える戦いには、10年以上の時間がかかります。実際、100年の歴史がある会社なら、その100年の中でできあがった仕組みを変えるわけですから、そんなに簡単には変わらないでしょう。」

「体質を変える戦いは、それぐらいの時間がかかるものなので、いかに持続的な改革努力を長期にわたって行うかが大事だということになります。」

「当然、その過程の中には、非常に辛い時期がありますが、そこで改革の手を緩めてはなりません。実際、改革の手を緩める誘惑は多くあるものです。

でもそれを、歯を食いしばって乗り越えていかないと、100年生き残れる強い会社にはなれません。

その意味で、東芝が経営危機に陥ってからまだ3、4年しか経っていないので、今この段階で成果が出るはずがないのです。

「危機に陥っても変われない」「傷みを伴う決断がなされない」というのは、そもそも、そういうことができないでいるのか、やっているのにまだ成果が出ていないのかのどちらかです。」

https://theacademia.com/articles/toyama_event3?fbclid=IwAR3xTDmjXWwdutahtWDoyjm6aHh7Tldvhdzr-WsJJaeD_WeWZZG7noZI5fI

Recent Posts

See All

メタバースという流行り言葉の背景には、「非現実世界(バーチャル)を現実世界(リアル)に近づけていきたい」という、人間の自然な欲求があるように思います。 あくまでも、僕らが日々生活しているのは、今この瞬間も目の前に見えている現実世界であり、いかにこの現実世界を心身ともに豊かに過ごすかは、誰しもが関心を持つことだと言えます。 その上で、テクノロジーの進化によって、従来の文字や音声の世界から、画像や動画

「問題を正しく解決するよりも、正しい問題を解決することが大事」 もちろん、「問題を正しく解決する」ことも「正しい問題を解決する」ことも、両方大事です。ただ、正しい問題において間違った対策を実行すれば「解決できなかった」だけで終わるかもしれませんが、間違った問題を正しく解決しようとしてしまうと、本当の問題が解決しないだけでなく、それによって別の問題が起こってしまうかもしれません。その意味では、上記の

昨今、「パーパス(経営)」といった言葉が流行っています。「存在意義」と訳されることもあるパーパスですが、これは本来は「目的」という意味になります。経営単位であれ個別業務単位であれ、ある活動は目的を実現するための手段ですから、「何のためにその活動を行うのか?」という目的を押さえることは、これまでも、そしてこれからも重要であり、本来は普遍的なことです。 では、なぜ、このような整理をしたのかというと、と