
3種類の問題解決シート
人は目に見えないものを意識し続けにくい生き物だととらえてみると、2W1H/問題解決の六大大陸(世界地図)もまた、頭の中で自然に考えられる癖づけができるように、目に見える「考えるためのツール」があったほうが便利です。
そこで、3種類の問題解決プラン作成シート(問題解決シート)を掲載いたしました。こちらを参考に、自施設に合った使いやすい形式のシートを作成してみてください(どれもシンプルなので、作りやすいと思います)。
【問題解決シート1.0】
まずは2W1Hに慣れていきたい組織向け
【問題解決シート2.0】
ある程度2W1Hに慣れてきた後、あるべき姿を描くことにステップアップしたい、あるべき姿と現状のギャップとして問題をとらえるようにしていきたい組織向け
【問題解決シート3.0】
六大大陸版(完全版)。目的を押さえることによって、より正しいあるべき姿を描きたい組織向け。
問題解決シート1.0から段階的に使っていくするようにするか、最初から問題解決シート3.0を使うようにするか、「より自組織に導入しやすい(馴染みやすい)」方法を選んでみてください。



能力開発は反復練習の世界
これまで、ノンテクニカルスキルで最も重要なレシピ(2W1H/問題解決の六大大陸(世界地図))と隠し味(ビッグワードを具体的に表現する)という2つの個別スキルについてお伝えしました。能力開発は反復練習の世界です。ノンテクニカルスキルにはおそらく何百という技術がありますが、例えば100種類の技術を1回ずつ練習しても、どれもこれも身につかずに時間と労力の無駄になってしまうかもしれません。
時間も労力も限られるのであれば、いかに能力として身につける技術を「絞り」、それを何十回何百回と反復練習するかです。レシピ(2W1H/問題解決の六大大陸(世界地図))と隠し味(ビッグワードを具体的にする)のたった2種類の個別スキルをとにかく「組織」で反復練習し、誰もがあいさつのように当たり前に使える技術にしていってください。
きっとその先に、患者さんと皆さんの双方が求めるものが待っているはずです。
