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ヨソ者の使い倒し方と「有り難い話」
組織変革と空気のマネジメントの観点から言えば、ヨソ者の本質的な価値は「餅は餅屋」の専門性にあるのではなく、ムラ(組織)の住民ではないこと、つまりヨソ者であること自体にあります。 たとえリーダーであっても、同じムラの住民ですから、日々の暮らしの中でのさまざまな交流を通じて、他...
佐藤 和弘
Sep 25, 2022
手を変え品を変え新しいメッセージを模索する
「それ知ってますよ!」 「え?それって何ですか!?」 両者の反応の違いは、スタッフへのメッセージの「刺さり具合」の違いを表しています。 例えば、以前から「理念」という言葉がありますが、最近では「パーパス(存在意義)」という言葉が流行っています。「両者には◯◯という違いがあり...
佐藤 和弘
Sep 24, 2022
組織の空気とスタッフ個人の考えは意図的に分けてとらえる
例えば、新たな業務を行うことを提案したものの、「ただでさえ今の業務が忙しいのに、そんなことをする暇はありません!」といったように、一部のスタッフから反発を受けたとします。 ですが、その後スタッフ1人ひとりに個別に話を聞いてみると、「私個人としては実は賛成だったんですが、◯◯...
佐藤 和弘
Sep 23, 2022
行動しなくても良い理由を渡さない
「人は本来弱い生き物である」 このことを前提としたうえで組織を眺めると、現場には、さまざまな「行動しなくても良い理由」が見えてきます。「業務が忙しい」「スタッフが足りない」といったことは、その象徴と言えます。 一方で、スタッフにとって「行動しなくても良い理由」として目線が向...
佐藤 和弘
Sep 22, 2022
リーダーシップスタイルの変更問題
「◯◯さんって突然変わったよね・・・」 組織がある問題を抱えている時、現状のままではその問題は解決できないわけで、あるべき姿を描き現状とのギャップを埋めるということは、必然的に何かを変えるということを意味します。 それは、リーダーの姿勢や意識も例外ではなく、これまでのリーダ...
佐藤 和弘
Sep 21, 2022
キレイゴトとリアリズムの間
「そんなうまい話なら、誰も苦労しないですよ」 キレイゴトだけだと、人は納得せずに動いてくれない。一方で、 「そんな身も蓋もない話なら、誰も希望を持てないですよ」 リアリズムだけだと、人は共感せずにやはり動いてくれない。 このようにとらえると、組織変革におけるリーダーシップは...
佐藤 和弘
Sep 21, 2022
問題発見型の問題解決と問題設定型の問題解決の違い
問題解決には、問題発見型と問題設定型の2種類ありますが、両者は「時間軸」の違いと「姿勢」の違いがあります。 一つ目の時間軸の違いについて。 問題発見型の問題解決は、これまでに起こった問題を「発見」して解決するのに対して、問題設定型の問題解決は、意図的にこれから問題を「設定」...
佐藤 和弘
Sep 20, 2022
建前と本音の両方を把握しようとする姿勢
組織変革と空気のマネジメントは、組織の2:6:2の法則に基づき組織を俯瞰的に見ながら、スタッフ1人ひとりの半径5メートルに向き合うことが求められます。 そのうえで大事なことは、 「Aさんは、◯◯を行うことに賛成(反対)しています」 「それって、本音ではどうなんでしょう?」...
佐藤 和弘
Sep 20, 2022


論より証拠か証拠より論か
結論的には、物事が発展する段階で違いがあるのではないかと考えています。 初期は「論>証拠」 新たな物事が出てきた時は、判断に足る証拠を得にくいので、論で判断せざるを得ない。 中期は「論<証拠」 経験を通じて証拠が増えてくれば、やはり論(想像)よりも証拠(事実)に基づき判断す...
佐藤 和弘
Sep 18, 2022
影響力のループという難問
「なんでこの問題が起こったの?」という問いは、組織の空気を知るためのリトマス試験紙になるかもしれません。 この問いを当事者に投げかけた時に、「すみませんでした」といった謝罪の言葉が返ってくるのであれば、ここで言う「なぜ?」という言葉を、本人は「責められている」と受け取ってし...
佐藤 和弘
Sep 12, 2022
「点」の組織学習と「線」の組織学習
単回の組織学習(研修)と複数回の組織学習では、その意味合いが大きく異なります。 1時間の組織学習を1回行った場合と、3ヵ月空けて計2回行った場合を考えてみます。すると、前者は「1時間の組織学習」なのに対して、後者は単に1時間×2回=2時間の組織学習ではなく、「3ヵ月の組織学...
佐藤 和弘
Sep 10, 2022


一時的な非効率の谷を乗り越える
新しい取り組みは慣れていないので、慣れるまでに時間を要します。加えて、慣れていないことを行うことによって一時的に業務が非効率になり、そこでさまざまな問題が起こる可能性があります。 ですので、その新しい取り組みの感想をすぐにスタッフに聞くと、「効果が実感できない」「うまくいか...
佐藤 和弘
Aug 9, 2022
正しい問題のとらえ方2
2W1Hを考える上でよく例に出すのが、多くの医療現場で挙がってくるであろう、次の2つの事柄についてです。 「業務が忙しい」 「スタッフが足りない」 これらは、それぞれを個別に見ると、どちらも【問題】に見えます。そして、個別に見るのであれば、それは正しいと言えます。ただ、ここ...
佐藤 和弘
Jul 20, 2022
私にとっての小さな成功から、私たちにとっての小さな成功へ
「論理は内向きに働く」 以前より意図的に使っている言葉です。同じく意図的に使っている「半径5メートル」という言葉とともに、「人は、自施設より自部署、自部署より自分自身に関心が向かいやすい」というのは自然なことで、その意味では、このこと自体に善い悪いはないと言えます。...
佐藤 和弘
Jun 11, 2022
物事の理解は、現実世界に始まり現実世界に終わる
メタバースという流行り言葉の背景には、「非現実世界(バーチャル)を現実世界(リアル)に近づけていきたい」という、人間の自然な欲求があるように思います。 あくまでも、僕らが日々生活しているのは、今この瞬間も目の前に見えている現実世界であり、いかにこの現実世界を心身ともに豊かに...
佐藤 和弘
May 9, 2022
正しい問題のとらえ方
「問題を正しく解決するよりも、正しい問題を解決することが大事」 もちろん、「問題を正しく解決する」ことも「正しい問題を解決する」ことも、両方大事です。ただ、正しい問題において間違った対策を実行すれば「解決できなかった」だけで終わるかもしれませんが、間違った問題を正しく解決し...
佐藤 和弘
Apr 24, 2022
流行り言葉を普遍的な言葉に翻訳してつなげる
昨今、「パーパス(経営)」といった言葉が流行っています。「存在意義」と訳されることもあるパーパスですが、これは本来は「目的」という意味になります。経営単位であれ個別業務単位であれ、ある活動は目的を実現するための手段ですから、「何のためにその活動を行うのか?」という目的を押さ...
佐藤 和弘
Apr 18, 2022
研修(満足度)よりも現場(満足度)を考える「立ち位置」にする
基本的には、研修満足度を高めることは大切です。研修で学んだこと自体の満足度が高くなければ、それを現場で使ってみようという意欲につながりにくいでしょう。 一方で、研修満足度よりも重要だと言えるのが、現場満足度です。「研修で学んだことを実際に現場で使ってみた結果、患者さんや自分...
佐藤 和弘
Apr 9, 2022
「抵抗派」と一言で言っても、大きく2種類に分けることができる
「抵抗派」と一言で言っても、大きく2種類に分けることができます。1つは、環境変化に関わらず、「このままでいい」「変わりたくない」「新しいことをやりたくない」といった現状維持を望む人。そして、もう1つは、かつて推進派だった人が、それまでの環境に過剰適応した結果、新しい環境変化...
佐藤 和弘
Mar 5, 2022
組織の2:6:2の法則から見える多様性の1つのあるべき姿
「抵抗派」と一言で言っても、大きく2種類に分けることができます。1つは、環境変化に関わらず、「このままでいい」「変わりたくない」「新しいことをやりたくない」といった現状維持を望む人。そして、もう1つは、かつて推進派だった人が、それまでの環境に過剰適応した結果、新しい環境変化...
佐藤 和弘
Mar 3, 2022
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