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ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル10
「情理のリーダーシップ」 人が感情を持つ生き物である以上、合理的な正しさだけでは人を動かすのは難しい。情理のリーダーシップは、無色透明の合理的な言葉に、相手の個性に応じた情という色をつけて届けること。色のつけ方は、相手によって十人十色。平均的な色を使い回しても、皆に届くよう...
佐藤 和弘
Apr 17, 2024
ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル9
「事象のネーミングスキル」 目の前で起こっている出来事(事象)を適切に表現する言葉が世の中にあるとは限らない。なければ自分で名前をつけてみればいい。例えば、◯◯問題や◯◯現象といったように表現してみるのも一つの考え方。市販された(ありふれた)言葉よりも手作りの言葉のほうが、...
佐藤 和弘
Apr 16, 2024
ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル8
「知的空腹状態をつくる(ハングリー)」 教育プロセスの設計手法。空腹が料理を美味しくするように、知的な空腹が学びを美味しくする。知的空腹状態をつくるポイントは「体験」。すぐに答えを教えるのではなく、まずは問いを投げかけ考える体験を提供することで「自分の答え」を引き出してもら...
佐藤 和弘
Apr 16, 2024
ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル7
「逆振り思考」 多くの人たちが同じような考え方をしている中で、ある問題が起こり続けているのであれば、シンプルに、その逆の考え方をしてみる。皆が次々と扉を押して開けようとしていると、つい自分も「押し方」にこだわってしまいやすいが、実はそれは「引いて開ける扉」かもしれない。
佐藤 和弘
Apr 14, 2024
ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル6
「問題解決のいたちごっこ現象」 問題を解決するために対策を立てたはずなのに、また同じような問題が起こるということが繰り返されてしまう現象。問題が起こった時に、「どうしますか?」とすぐに対策の話をしがち。大事なことは、原因に踏みとどまって考えること。原因を考えるとは、対策を考...
佐藤 和弘
Apr 14, 2024
ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル5
「そういう問題じゃない問題」 自動車と足の速さで競っても意味がないように、生成AIと思考の速さで競っても意味がない。こだわるところはそこじゃない。いかにAIが合理的な答えを生成したとしても、「そういう問題じゃない。私は(AIじゃなく)あなたが言うことだから納得できるんです!...
佐藤 和弘
Apr 13, 2024
ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル4
「非合理性の中の合理性」 他者から見れば一見非合理的な行動に見えても、本人にとっては合理的な理由があるからこそ、その行動を取る。そのような「非合理性の中の合理性」を把握したうえで、本人が行動したい(せざるを得ない)ことと、本人に行動してほしいことを擦り合わせていく。
佐藤 和弘
Apr 11, 2024
ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル3
「リーダーの子離れ問題」 リーダーが良かれと思って手や口を出すことによって、結果的にスタッフの成長機会を奪ってしまう。優しい良きリーダーほど陥りやすい。「何をするか?」ではなく「何をしないか?」を考えることが大切。
佐藤 和弘
Apr 11, 2024
ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル2
「つまり力」 物事を正しく理解するために大事なことは、具体と抽象を往復運動すること。ある具体的な出来事を抽象化するためには、「つまり、◯◯ということですよね!」といったように、一言で言い表してみる。
佐藤 和弘
Apr 10, 2024
ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル1
「健全にごまかす力」 組織変革は、痛みが先、効果が後。効果を得られた時に、ようやく痛みの本当の意味がわかる、伏線回収の世界。効果が得られるまで続けるために、「まあまあ、騙されたと思って」と、スタッフに対して健全にごまかす力が大切。
佐藤 和弘
Apr 10, 2024
リーダーと組織の空気と「影響力の循環」
組織の空気はスタッフ全員でつくられるものです。なので、いわゆる声の大きいスタッフだけでなく、そのスタッフの意見に沈黙という同調をするスタッフも、何も言わないという手段(行動)によって、組織の空気をつくっていることになります。...
佐藤 和弘
Apr 6, 2024
医療者に必要なスキルは、テクニカルスキルとノンテクニカルスキルの2種類しかない
以前からお伝えしていますが、 テクニカルスキル+ノンテクニカルスキル+◯◯スキル という分け方はMECE(モレもダブりもない)ではありません。なぜならば、ノンテクニカルスキルはテクニカルスキル以外のあらゆるスキルを意味するからです。...
佐藤 和弘
Apr 3, 2024
ノンテクニカルスキルは、テクニカルスキルに対するトランスポートスキルである
例えば、ある治療における新しい評価手法を学会で学んできたとします。その評価手法は、従来の評価手法に比べてより正しく治療の評価ができることが期待できますが、その分、通常よりも煩雑な手順が必要になり、スタッフの実務的な負担が増えることが予想されました。...
佐藤 和弘
Mar 22, 2024
同じことを言い続ける力
物事には、時代によって変わる物事もあれば、時代によらず変わらない物事もあります。 医療現場で求められる能力においても、「これからは◯◯が大事だ!」といったように、ブームやトレンドとしてその時その時で話題になる知識やスキルを身につけ発揮していくことは大切です。ただ、「これまで...
佐藤 和弘
Mar 22, 2024
組織変革におけるヨソ者の注意点編
何事も、手放しでメリットを得られる訳ではないものですが、それはヨソ者との二人三脚においても同様です。従って、メリットを最大限に得るために、注意点を押さえておくことが大切になります。 ①ヨソ者はスタッフの半径5メートルには入りきれない...
佐藤 和弘
Mar 16, 2024
組織変革における「ヨソ者」のメリット編
「僕は、ノンテクニカルスキルを教えることができることではなく、「ヨソ者」ということ自体に本質的な価値があるんです」 よく、このようなことを伝えます。もちろん、ただのヨソ者では説得力がないので、僕の場合はノンテクニカルスキルという観点でヨソ者としての説得力を高めているのですが...
佐藤 和弘
Mar 14, 2024
スタッフとの信頼関係を大切にしながらも、その信頼関係にこだわりすぎない
同じムラ(組織)で生活をともにする以上、スタッフ間での信頼関係は大切です。誰しも毎日を穏やかに過ごしたいでしょうから、「この人は私を裏切らない」「この人は私をわかってくれている」「この人なら心を許せる」といった信頼関係のあるスタッフと一緒に毎日の業務を行いたいはずです。...
佐藤 和弘
Mar 3, 2024
もし、組織全体で学べる(使える)フレームワークがたった1つだけだったら、どのフレームワークを選びますか?
「もし、組織全体で学べる(使える)フレームワークがたった1つだけだったら、どのフレームワークを選びますか?」 個人学習と組織学習は異なる世界です。個人学習であれば自分の意思で時間を確保し自由に学びを進めることができますが、組織学習となると、スタッフ一人ひとりの時間を確保し足...
佐藤 和弘
Mar 2, 2024
エスカレーター問題から考える公式の掟と非公式の掟のパワーバランス
いつも空気のマネジメントの文脈で取り上げるエスカレーター問題。エスカレーターは「両側立ち止まる」「歩かない」というのが公式の掟(ルール)であるにも関わらず、片側を(歩く人のために)開けなければならないという非公式の掟(空気)が支配しているがゆえに、公式の掟を守っている人の方...
佐藤 和弘
Feb 29, 2024
「有難い言葉」ではなく「日常の言葉」を使う
その業界で有名な◯◯先生の言葉にはパワーがあります。したがって、 「私の考えは間違ってなかった!だって、◯◯先生も同じように言ってるから!」 といったように自分の考えを強固にしたり、 「なるほど!そんなふうに考えたことがなかった!」...
佐藤 和弘
Feb 28, 2024
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