正しい意見だからこそ排除される、現状維持(満足)の組織の空気の論理
- 佐藤 和弘
- Jun 4
- 1 min read

個人が努力し自己成長することは大切なことです。しかし、仮にそれによって組織をよりよい方向へと変えるような合理的に正しい意見を持ったとしても、その組織が「このままでもいい」「変わりたくない」「新しいことをやりたくない」といった現状維持(満足)の空気に支配されていると、自分たちに変わることを求めるような正しい意見は、組織の空気に抗う意見として排除されてしまいかねません。
ここで難しいのは、「正しい意見なのに排除される」のではなく、「正しい意見だからこそ排除される」ということです。
このように、現状維持(満足)の空気に支配された組織においては、本来正しいはずの意見が、空気に抗うという意味において組織にとっては正しくない意見として受け取られてしまうという「論理の逆転現象」が起こりかねません。
逆に言えば、現状維持(満足)の空気に支配された組織の中で、組織の空気によって自分の意見が排除された場合は、本来は正しい意見なのだと確認できるかもしれませんね。
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