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自施設の様式への自動入力

問題解決を「目的」「現状」「あるべき姿」「問題」「原因」「対策」の6つの論点に分けて考える問題解決の六大大陸(世界地図)は、医療安全はもちろんのこと、感染対策やリスクマネジメント、業務改善、看護計画から治療計画に至るまで、あらゆる医療現場の取り組みにおいて共通した「思考の整理の道具」だととらえることができます。なぜならば、医療はあるべき姿と現状のギャップを埋める営みだからです。

一方で、問題解決の六大大陸(世界地図)で思考を整理するだけでなく、もし自施設で使用しているさまざまな様式にも生成AIを活用して自動で入力することができたら、実務的に相当なスタッフの負担の軽減や業務の効率化を期待できます。

例えば、インシデントレポートの作成においては、一般的に、「(特に要因や再発防止策の項目に)何を書いていいのかがわからない」「忙しい中で時間をかけられない」といったお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。本来、インシデントレポートを作成するのは医療安全に関する問題解決のために必要な情報を整理することが目的のはずですが、当事者にとってみれば、自分のミスに向き合わなければならないために、どうしても心理的な抵抗感が高く、責められるための「反省文」を作成している気持ちになってしまうというのが、正直な感想ではないかと思います。

そこで、人間側(当事者のスタッフ)が「目的」と「現状」に関する情報を入力すれば、生成AIが「あるべき姿」「問題」「原因」「対策」に関する情報を生成するとともに、それらの情報をインシデントレポートの様式の各項目に自動で入力してもらうことをイメージできる以下の動画をご覧ください(最初に生成の様子を通してご確認いただき、その後に再度一つひとつの項目を示しますので、動画を止めてご確認ください)。そのためのカスタム指示は以下の内容になります。

​なお、動画をご覧いただくとわかるように、一般的なインシデントレポートの様式には、「目的」と「あるべき姿」に関する情報を入力する項目がありません。だからこそ、実際にインシデントレポートを作成する際には、何のために問題解決をするのか(目的)、どのような状態に変わることを目指すのか(あるべき姿)を、意図的に押さえながら考えていくことが重要であると言えます。

​【カスタム指示】

私が入力した「目的」と「現状」に関する情報に基づいて、あなたは「あるべき姿」「問題」「原因」「対策」に関する情報を考えてください。

その後、日本の医療機関で一般的に利用されているインシデントレポートの様式の項目に、「目的」「現状」「あるべき姿」「問題」「原因」「対策」に関する情報を関連する項目に入力してください。その際、要約せずそのままの情報を記載してください。

なお、「目的」「現状」「あるべき姿」「問題」「原因」「対策」に関する情報のなかで、インシデントレポートの項目に当てはまらない情報は、「インシデントレポートの項目にはないが重要な情報」欄を設けて、そちらに必ず明示的に文章として記載してください。例えば、「目的」や「あるべき姿」に関する情報は、一般的なインシデントレポートの様式では記載する項目はないはずです。

また、インシデントレポートの項目は全て一覧で示し、情報が不足している項目は空欄にしてください。さらに、インシデントレポートの各項目に問題解決の六大大陸の情報を入力し終えた後、情報が不足して空欄になっている各項目において、追加で情報を入力できるように一つひとつ質問してください。

私は、より質の高いインシデントレポートを作成するために、問題解決の六大大陸を基に思考を整理したうえで、インシデントレポートを自動で作成するシステムを構築したいと考えています。

続きは後日更新を予定しています。

生成AI×ノンテクニカルスキル
生成AI×ノンテクニカルスキルのページを学ぶ際の注意点

© 2013 by Kazuhiro Sato

 

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