今こそ、問題解決という共通言語(考え方の土台)をもとに、職種別分野別の専門性を発揮する組織へ

有事は総力戦。今こそ、問題解決という共通言語(考え方の土台)をもとに、職種別分野別の専門性を発揮する組織へ。4コマ本(ノンテク本第3弾)の「あとがき」に記した、これからの医療への提案です。 問題解決を導く決め台詞 ノンテクニカルスキル会話編...

「性弱説」に基づく「劣等感」

組織においても、「性弱説」に基づく「劣等感」の観点は重要。 人は本来弱い生き物であるからこそ、推進派は自らの行動を通じて劣等感を克服しようとし、慎重派は他者の真似をして劣等感を和らげようとし、抵抗派は他者を否定することで自分を肯定して劣等感を隠そうとする。

なぜあえて組織を2:6:2に分けるのか

なぜあえて組織を2:6:2に分けるのか。 組織全体をただ見ても平均的なスタッフなんていないが、スタッフを個別に見ると複雑過ぎて対応しきれないから。 組織を捉えるための、平均でも個別でもない最適な視点が推進派・慎重派・抵抗派。

半径5メートルの有事に備える

過去の有事の教訓は、実際に半径5メートルの有事に遭遇してしまうと、もはや結末は悲惨であるということ。 まだ平時として振る舞える時期に、組織のスタッフが総力戦で問題解決すべきことを粛々と議論・行動し、半径5メートルの有事に備える。

「どうしようもなかった」と嘆く連鎖を止める

平時のうちから有事の準備をせず、有事になっても平時のように過ごし、実際に有事に遭遇して「どうしようもなかった」と嘆く不幸にスタッフを陥らせれば、平時に戻っても歴史を繰り返す。 苦しくてもそれを止めることがリーダーの役割。

状況や背景を一般用語を用いて理解する

「世界の情勢」 「この際だから」 「ウチはウチ」 「それはお前の仕事だろう」 「しかたなかった」 本書は、これら5つのありふれた言葉(一般用語)で昭和史をよむ。 このような「状況や背景を一般用語を用いて理解する」というのは、非常に重要な営みである。なぜならば、ある有事の...

人を育てるのは難しい。組織であればなおさら

例えば3ヶ月に1度2時間の組織学習を2年間で計16時間。16時間も?たった16時間? 学会で比べると、1日5時間3日間参加で計15時間。結果は「ちょっと賢くなった」。 学ぶとはそういうもの。だから人を育てるのは難しい。組織であればなおさら。

問い:なぜ研修しても現場に生かされない?

問い:なぜ研修しても現場に生かされない? 答え①:単発の研修で何かが変わると期待してしまうから。 答え②:現場の本当の問題は何かを考え、解決する手段として研修を捉えていないから。 様々な組織がはまる①練習軽視と②手段の目的化の落とし穴。

不確実性が高いほど膨大なシナリオづくりの議論が必要

平時でも有事でも、問題解決においては、今後起こりうるシナリオを洗い出し、想定外を想定内にしておくことが重要。 その材料は昔(歴史)と外(PEST)。 不確実性が高いほど膨大なシナリオづくりの議論が必要。先延ばしにできる時間はない。

自分自身が抵抗派であることに気づいた場合

組織の2:6:2の法則を学ぶと、実は自分自身が抵抗派であることに気づく場合もあるが、落ち込む必要はない。 やることはシンプル。推進派の邪魔をしないようにする。たとえ、それが善意だとしても。 常に「邪魔してないかな?」と自問する。

有事は組織の2:6:2が正しく分けられているかを確認する機会

喜怒哀楽や本性が現れやすい有事は、組織の2:6:2が正しく分けられているかを確認する機会。 もしも推進派と思っていたスタッフが実は抵抗派だったことが分かっても、それは不幸ではない。むしろ、これまで間違って捉えていたことの方が不幸。

採用のマネジメントは長期戦

採用のマネジメントは長期戦。 地域での自施設のイメージ作りが肝であり、一度できたイメージを変えることは膨大な年月がかかるから。 「あそこってこんな感じだよね」というイメージ一つで、その施設を選ぶかどうかが決まってしまう世界。

なぜ配置より採用の方が重要なのか

なぜ配置より採用の方が重要なのか。それは、配置は組織の中での適材適所だが、採用は地域の中での適材適所を意味するから。 人材獲得競争時代、他の施設にいるスタッフを含めた地域の推進派にいかに自施設を選んでもらうかで勝負は決まる。

医療機関や介護施設は、オンライン組織学習の環境づくりを

有事において、危機と機会は裏返し。 その機会を通じて、医療機関や介護施設は、オンライン組織学習の環境づくりを。 選択肢は力。組織学習において、リアルとオンラインの選択肢を持つことは、いずれ夜が明け、平時に戻った時の財産になる。

なぜボトムアップの実行にこだわるのか

トップダウンの戦略が重要なのは百も承知なうえで、なぜボトムアップの実行にこだわるのか。 それは、どんな戦略的な意思決定も、結局は現場スタッフ1人ひとりの半径5メートルの行動を通じてしか実現できないから。それは平時でも、有事でも。