「引き算の美学」を基本姿勢(拠り所)にする
- 佐藤 和弘
- Feb 13
- 2 min read

さまざまな取り組みにおいて共通するのが、「引き算の美学」という考え方です。
例えば、業務改善。
AさんからBさんに業務を「わたす」のは、部屋の片付けでいうとリビングからダイニングに物を移動させただけで物(業務)自体は減っていませんから、まずは業務を「やめる(なくす)」という引き算で考えることが大切です。
例えば、プレゼンテーション。
あれもこれも伝えてしまって、どれもこれも伝わらないということにならないために、「何を伝えたいのか」だけでなく、「何を伝えないのか」も考えることが大切です。
例えば、リーダーシップ。
リーダーの子離れ問題(良かれと思って手や口を出すことが、結果的にスタッフの成長機会を奪ってしまうこと)に向き合い、「何をすべきか」だけでなく、「何をしないでおくべきか」も考えることが大切になります。
一方で、「引き算の美学」の実践的な難しさは、当事者自身が情理的な抵抗感を感じやすいことにあると言えます。
というのは、業務改善である業務をやめようとすると、その業務に強いこだわりのあるスタッフは反対するでしょうし、プレゼンテーションをシンプルにし過ぎると、相手は物足りないと受け取られてしまいかねませんし、リーダーシップで手や口を出さないと、スタッフに「〇〇さんは何もしてくれない」と思われてしまうかもしれないからです。
これは、言い換えれば、「存在意義」を手放すことへの抵抗感ととらえることができますが、たとえ一時的に手放したとしても、その結果、小さな成功を実感できれば、再び存在意義を取り戻すことができる。
このようにとらえ、「引き算の美学」を実践していくことが大切と言えます。




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