「組織変革の考え方」リニューアル解説5
- 佐藤 和弘
- Nov 27
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「本当に頑張っている人が報われる組織へ」ページ(https://www.medi-pro.org/work6)では、推進派にあたるスタッフに対して「『あの人は放っておいても頑張ってくれるから』といって放っておかない」ことなどについて説明しています。
あえて「本当に」頑張っている人と言っているのは、例えば抵抗派も、一見すると業務をこなすために頑張っているように見えかねないからです。
これまで(過去)の状況に過剰に適応している抵抗派であれば、業務をテキパキとこなせるのも納得なのですが、ここでの「本当に」頑張っているとは、あくまでも「より良い方向へと組織を変えようとしている」という意味合いですから、いくら業務をテキパキとこなしていても、「このままでいい」「変わりたくない」「新しいことをやりたくない」と現状維持・現状満足のまま行動しなければ、(業務をこなすことを頑張ってはいても)、「本当に」頑張っているとは言えないことになります。
にも関わらず、「あの人がテキパキとこなしてくれるから業務が回っているのも事実だから・・・」と擁護して抵抗派の声を放置し、推進派を放っておいてしまうと、それは慎重派が「◯◯さん(推進派)のように行動しても損だから、□□さん(抵抗派)のように目の前の業務をこなすだけにしよう」と判断してしまうメッセージになりかねないのが難しいところと言えますね。



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