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京都保健衛生専門学校臨床検査学科の卒業記念講演に登壇しました

  • Writer: 佐藤 和弘
    佐藤 和弘
  • Mar 17
  • 2 min read


先日は、京都保健衛生専門学校臨床検査学科の卒業記念講演に登壇しました。


臨床というジャングルにおいて、さまざまな疾患と向き合うためには、「武器としてのテクニカルスキル」が重要ですが、さまざまな人や組織に向き合うためには、「防具としてのノンテクニカルスキル」が重要になります。自分を守るためにも、他のスタッフを守るためにも、もちろん患者さんを守るためにも。


一方で、今後医療現場が大きく変わることが予想されるAI時代において、実は「(臨床)経験がないということが強みになる」と考えています。


経験を通じてこれまでのやり方に強いこだわりを持つと、それを手放したくないと思うのは自然なことだと言えます。すると、これまでのこだわりを手放さなければならないようなAIの活用に対してなんとか抵抗したいと思うこともまた、自然なことだと言えます。


経験があるからこそ、自分のこだわりに自分自身が捉われてしまうというのは、時代が変わるたびに向き合うことになる根深いジレンマではないでしょうか。


それに対して、経験がなければ、そもそもこれまでのやり方に強いこだわりを持つこともないので、その意味で、目の前の問題解決に「役に立つかどうか」を考えることに集中できます。


これは、「経験がある」というのは、良いことばかりではないということを意味するとともに、「経験がない」ということにも、良いことがあるということを意味します。


ぜひ、AIがノンテクニカルスキルを発揮できる時代の医療現場において、「経験がない」ということを強みにしていっていただきたい、そう思います。

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