佐藤 和弘Apr 181 min readワンフレーズ・ノンテクニカルスキル11「空気の支配の恐ろしさ」目に見えず手も触れられないが人に大きな影響力を与える「何か」、それが空気。空気は、「正しいことができない」「間違っていると分かっていてもやらざるを得ない」状況へと人を陥れてしまう、強大な力を持つ。ムラ(組織)の非公式の掟である空気は、時に公式の掟(制度やルール)よりも優先されてしまい、結果、誰も望まない方向へと全員で向かうことになる。
「空気の支配の恐ろしさ」目に見えず手も触れられないが人に大きな影響力を与える「何か」、それが空気。空気は、「正しいことができない」「間違っていると分かっていてもやらざるを得ない」状況へと人を陥れてしまう、強大な力を持つ。ムラ(組織)の非公式の掟である空気は、時に公式の掟(制度やルール)よりも優先されてしまい、結果、誰も望まない方向へと全員で向かうことになる。
ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル19「組織の中の人間理解」 医療者において「人間の身体の中を理解する」ことはもちろん重要だが、医療現場は基本的に組織単位で業務が行われているととらえると、「組織の中の人間を理解する」ことも重要になる。例えば、現状満足の空気に支配されている組織では、本来推進派にあたるはずのスタッフが(現状維持に抵抗する)抵抗派と認識され、本人の意見が排除され続けた結果、その組織に幻滅して辞めていくといったことが起こりか
ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル18「引き算の美学」 リーダーシップもマネジメントも、上手くいかなかった時に、「あれもやってみよう!」「これも加えてみよう!」と、つい「足し算」で考えがち。しかし、上手くいかないのは、何かが足りないのではなく、実は、今やっている働きかけや今ある仕組みに余分なものがあるのかもしれない。複雑なリーダーシップやマネジメントは、スタッフの理解や行動も複雑にしてしまう。だからこそ大事なことは「引き算」。迷ったら
ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル17「朝令暮改力」 生成AIの登場のように、ある1つのプロダクトやサービスによってBefore→Afterで突然世界が変わる時代、リーダーには朝令暮改力が求められる。だが、「これまで言ってきたことと違うことを言う」ということは、リーダー自身の情理的な抵抗感もさることながら、ともするとスタッフとの信頼関係を損ないかねない難しさがある。そのうえでポイントは3つ。1つ目は「変わらない目的軸(芯)を持ち、それ