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他施設の事例から学ぶ際は、自施設との共通点と相違点を往復運動する

  • Writer: 佐藤 和弘
    佐藤 和弘
  • Jun 24
  • 1 min read

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他施設の事例を知ることは大切ですが、ともすると、自施設との共通点だけを見出して「ウチのやり方は間違っていない!」と安心材料にしたり、相違点だけを見出して「やってることが違うから参考にならない!」と諦めてしまいかねません。


患者さんもスタッフも違うのですから、相違点をあげればキリがありませんが、人が医療を受けたり行ったりしている以上、共通点もあるはずです。逆に、つい共通点ばかりに目がいきがちでも、そこにはなにかしらの違いがあるはずです。


つまりこれは、共通点と相違点は、どちらも把握すること、言い方を変えれば往復運動することでこそ、真価を発揮するということを意味しています。


だからこそ、共通点と相違点のどちらかだけの把握に留まることで、「事例の学びの片手落ち現象」に陥らないようにすることが大切になります。

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